2007年12月22日土曜日

熱帯魚 コリドラス 繁殖

コリドラスは、比較的繁殖させやすい熱帯魚です。
とはいえ、コリドラスの種類によっては難しいコリドラスもいます。

初心者でも簡単なのが赤コリ(コリドラスアエネウス)、
白コリ(コリドラスアエネウスのアルビノ)、コリドラスアドルフォイが代表的です。

繁殖させるのにはオスとメスがもちろん必要ですがコリドラスに慣れてないうちは、
見分けるのが難しいので30センチ水槽で5~6匹まとめて飼えば、
よほどのことがない限り、オスとメスが含まれます。

心配な方は、熱帯魚ショップの方にいえば、見分けてオスとメス両方、
入れてくれます。

こうしてコリドラスをしばらく飼っていると繁殖行動が見られるようになります。

最初は、オスがメスを追いかけ回しているだけですが
そのうち、追いかけあいがおさまるとメスの前にオスが横になるような形になり、
オスの精子をメスが口に入れます。

この形がアルファベットのTの字に似ているため、
コリドラスの産卵行動をTポジションといいます。

Tポジションが終わるとメスのコリドラスは卵を生み付ける場所を探し出します。

大抵は、水槽のガラス面や幅広い葉を持つ水草(アマゾンソードなど)などに
コリドラスのメスは、卵を産み付けます。

卵の大きさは、種類によって違いますが上記のようなコリドラスなら
1mm以上の大きさがありますので卵が産み付けられていれば、
すぐにわかると思います。

コリドラスの卵は、粘着性があり、受精卵は結構丈夫なので
産み付けられた卵を回収することは簡単です。

回収したコリドラスの卵は、プラケースなどに入れます。

プラケースには、コリドラスを飼育していた水槽の水と
卵のカビ防止のため、メチレンブルーを数滴入れます。

コリドラスの無精卵はカビやすく、白くなります。

そのままにしておくと有精卵にもカビが移り、
有精卵も駄目になってしまいますので
カビた卵を見つけたら取り出しておきましょう。

プラケースですが小さいプラケースならエアレーションをして
水槽に浮かべておけばいいですが大きいプラケースの場合、
ヒーターも忘れずに入れておいて下さい。

そのときにふ化したコリドラスの稚魚がヒーターで火傷しないように気をつけて下さい。

プラケースに入れたコリドラスの卵は、2~3日で孵化して稚魚が生まれてきます。

産まれてきたコリドラスの稚魚は、栄養を貯めた袋、ヨークサックと呼ばれるものを
持っていますので餌を与え始めるのは2~3日後からになります。

餌は、ブラインシュリンプがいいですがない場合は、市販の稚魚用の餌を
水に溶いて与えてあげてください。

2週間もすれば、親のコリドラスと同じような体型になりますので
そうなればそろそろプラケースから水槽に移してやってください。

コリドラスの繁殖は、最初のうちは失敗するかもしれませんが
何度か経験すると失敗もなくなり、うまくいくと思います。

ただ、コリドラスも殖やしやすいので殖やしすぎに注意して
あまり増えるようだと産卵しても隔離せず、そのままにしておく方がいいでしょう。

2007年12月21日金曜日

熱帯魚 コリドラスの飼い方

コリドラスは、一部を除き、ほとんどが飼育しやすい熱帯魚です。

通常、熱帯魚ショップでよく見るのは、黒コリ、青コリ、花コリ(コリドラスパレアトゥス)、
赤コリ(コリドラスアエネウス)、白コリ(コリドラスアエネウスのアルビノ
たまに厳密には違いますがコリドラスパレアトゥスのアルビノ)が安価で売られています。

また、少し価格的には高くなりますがコリドラスステルバイ、コリドラスジュリー、
コリドラスパンダ、コリドラスアドルフォイなども比較的、よく見かけます。

コリドラスに力を入れている熱帯魚ショップでは、その他にもワイルド種など
様々なコリドラスが売られています。

初心者の方は、とりあえず、赤、黒、白などの安価なコリドラスから
飼育に挑戦するといいと思います。

そのコリドラスの飼い方ですが他の熱帯魚と混泳させる方法と
コリドラス単独で飼う方法とあります。

すでに他の熱帯魚を飼っている方は、新たにコリドラス単独水槽を
設置するのは、手間も費用もかかります。

ですのでわざわざ、コリドラス単独で飼育しなくても良いと思います。

もちろん、コリドラス単独の方がコリドラスの魅力を引き出せますので
資金や場所、時間に余裕がある方は、挑戦してみてください。

ここでは、一応コリドラス単独で飼育する方法を説明しますが
他の熱帯魚と混泳の場合でもほとんど変わりませんので
参考にしてみて下さい。

まず、水槽ですがコリドラス単独の場合は、30センチぐらいの小型水槽で
構いません。後々、他の熱帯魚と混泳させる、コリドラスを数多く飼育する場合などは、
60センチ水槽が管理がしやすいので60センチ水槽を用意しましょう。

フィルターは、コリドラスが酸素が多く含まれる水が好きなので
上部フィルターがベストです。

外部フィルターもいいのですがこの場合は、シャワーパイプを水面より
上に出して、酸素を巻き込むように水が落ちるようにしましょう。

また、サブに水中フィルターなどを使って酸素を補ってやるのもいいです。

コリドラスの場合、一番気をつけないといけないのが底砂です。
通常は、大磯砂でいいのですができるだけ目の細かいもの、角が尖っていない
大磯砂を選ぶようにしてください。

また、田砂などの砂は、コリドラス単独で飼う方に人気で
コリドラスが砂に頭をつっこんで餌を探すと、
エラから砂が排出される様子が見られたり、湧き水水槽を作る場合に
いいのですが掃除がしにくいのが難点ですので初心者の方は、
避けた方が無難です。

コリドラスは、臆病な熱帯魚ですので隠れ家となる、流木や石なども
設置してあげてください。

水草は、掘り返させる恐れがありますので別に小さい植木鉢などを
沈めてそこに植えるか、根を張らないマツモなどを入れるといいでしょう。

水質はあまり気にしなくても大丈夫です。
弱酸性から弱アルカリ性まで幅広く適応します。

コリドラスの種類にもよりますが赤コリなどの一般的なコリドラスなら
弱酸性が一番問題ないように思います。

水温は、比較的低温の22℃がベストです。
コリドラス単独水槽なら22℃に設定してあげてください。

混泳の場合、他の熱帯魚の飼育適温25℃でも
コリドラスは適応力がありますので大丈夫です。

餌ですがコリドラスは沈んだ餌しか食べませんので
タブレット型の餌を与えるようにしてください。

熱帯魚ショップにいけば、コリドラス専用の
タブレットフードが売っていますのでそれで充分です。

アカムシやイトメなどの生き餌をコリドラスに与える場合は、
コリドラスが食べられるように小さな容器に入れて底に沈めてあげてください。

コリドラスは、大食漢でよく食べ、よく糞をしますので水が汚れます。
水質が悪くなるとコリドラスのヒゲが溶けますので
一週間に1/3程度の水替えは、必ずしてやってください。

コリドラスは、丈夫な熱帯魚ですが病気になるとなかなか治らない、
熱帯魚ですので日頃からしっかりと管理して病気にならないように
気をつけて飼育してください。

2007年12月20日木曜日

熱帯魚 コリドラス

コリドラスは、昔から水槽の掃除屋として一般的に知られてきた、熱帯魚です。

コリドラスは、南米を生息地として200種以上も種類があるといわれ、
現在も新種が続々と見つかっており、非情に種類の多い、熱帯魚です。

大きく分けるとロングノーズ系とショートノーズ系に分かれます。

コリドラスは、全般的に性格も温和で同種間の争いも少なく、
他の熱帯魚の邪魔にならず、丈夫で繁殖も容易です。

コリドラスが水槽の掃除屋といわれる所以は、
コリドラスが餌を探す際に底砂に頭をつっこんで、
餌を食べる仕草から底に落ちた、残餌を処理するのに最適と
思われたからです。

ところが近年というか、だいぶ前からコリドラスは、
掃除屋ではないという事がわかってきました。

確かにコリドラスは、底砂に頭をつっこんで残餌を食べますが
その時に砂と共に餌も細かくなり、エラから排出されています。

ですからコリドラスは、少しは掃除屋の一面を持ちますがほとんど役に立っていません。

しかも底砂に頭をつっこみますから植えている水草を抜いてしまうこともあります。

では、水槽の掃除屋としての地位がなくなったコリドラスが
人気がなくなかったといえば、そうではありません。

前述したようにコリドラスは、数多くの種類があることでコレクション性もあり、
また、コリドラスは、人が近づくと水草や流木の影にさっと身を隠すのですが
そこからちらっとこちらをうかがう仕草、キョロキョロと目を動かし、
ウインクと呼ばれる仕草、底砂に頭をつっこんで餌を探している仕草など
愛らしい動作でコリドラスの魅力にとりつかれる人も多くなりました。

そのため、コリドラスを他の熱帯魚と混泳させるのではなく、
コリドラス単独水槽でコリドラスのための環境を作ってあげて
コリドラスの魅力を引き出すように飼育している人も増えてきました。

2007年12月19日水曜日

熱帯魚 グッピーQ&A

ここでは、熱帯魚 グッピーに対するよくある質問に答えていきたいと思います。

Q.外国産グッピーと国産グッピーを同じ水槽で飼うことが出来ますか?

A.一緒に飼育するのは出来ません。大抵の場合、外国産グッピーは、
 菌を持っていますので国産グッピーに感染してしまい、全滅してしまいます。

 また、外国産グッピーは、水温も高め、水質も弱アルカリ性の水質で
 育てられたものが多いので国産グッピーの水温や水質で飼うと
 外国産グッピーに病気が出てしまい、国産グッピーにも移りますし、
 逆に外国産グッピーの水温や水質で飼うと国産グッピーが弱り、
 病気になってしまいます。

Q.国産グッピーを購入する場合、良い個体の基準を教えて下さい。

A.自分がよいと思えば、その国産グッピーを購入すればいいですが
 一応選ぶ基準として発色の強さや尾びれの形、模様の配置、
 尾筒の太さなどを基準とすればいいと思います。

 コンテストに出す場合は、コンテストにより選ぶ基準がありますので
 目指すコンテストがあればそのコンテストの基準を満たしている、
 国産グッピーを選ぶ方がいいでしょうがそれ以外は、ご自身の
 考えで選ぶのがいいでしょう。

Q.グッピーが増えすぎました。どうしたらいいでしょう?

A.初めてグッピーを飼われる方に多いのですがグッピーは
 簡単に稚魚を産んでくれるので可愛い稚魚が育っていく様子を
 見たくて産まれた稚魚、全てを育ててしまいます。

 そうして成長した稚魚が近親交配をして、また稚魚を産んでしまいます。

 こうなってくるとネズミ算式にグッピーが増えて飼いきれなくなってしまいます。

 グッピーを飼う場合は、グッピーはすぐ増える熱帯魚だと意識して
 予備の水槽を用意するなり、かわいそうですが稚魚を減らすために
 他の熱帯魚を飼うなり、産卵しても隔離せず、親の水槽で自然に任せるなり、
 グッピーをもらってくれる人を探しておくなりしておく必要があります。

 国産グッピーの場合、よい稚魚なら引き取ってもらえる熱帯魚ショップも
 ありますので事前に聞いておくのもいいでしょう。

Q.稚魚の餌はなにかいいでしょうか?

A.グッピーの品質にこだわらないなら親と同じ餌で構いません。
 親と同じ餌をすりつぶして、稚魚の口に入るぐらいの大きさであれば
 問題ありません。

 品質にこだわるならブラインシュリンプを沸かしてその幼生をあたえるように
 して下さい。

 尚、餌の回数は成魚より多く、一日5回位を目安に少なめの量で
 回数を多く与えるようにした方がいいでしょう。

2007年12月18日火曜日

熱帯魚 国産グッピー 繁殖

安定した、国産グッピーの飼い方が出来るようになれば、
いよいよ繁殖に挑戦です。

といっても難しく考えることはなく、若い国産グッピーを
ペアで飼育しているといつの間にかメスのお腹が膨らみ、
黒くなってきますので産卵しているのがわかります。

産卵期間は、約1ヶ月で稚魚を産み落とします。

一度に産み落とす稚魚の数には、幅がありますが
少ないときで十数匹、多ければ百匹近くも産みます。

傾向として、繁殖を重ねると産仔の数は減っていきます。

繁殖、選別を目的としない国産グッピーの飼育法の方は、
ほとんどいないでしょうがそのような方は、普通に飼育していると
産まれた稚魚のほとんどが親のグッピーに食べられて
自然淘汰されます。

いくらか育てたい方は、隠れ家となる水草を植えておくと
少しは生き延びる稚魚も出てきます。

普通、国産グッピーを買う方は繁殖が目的でしょうから
国産グッピーのメスが抱卵しているのがわかると
産卵箱に隔離します。

稚魚が生まれましたら小さめの水槽やプラケースに移し、
育てていきます。

品種改良などが目的の場合は、ある程度の大きさまで
育てば、選別をおこないます。

国産グッピーの改良には選別が不可欠ですが
これは、経験や豊富な知識がいりますので
詳しいサイトや熱帯魚ショップの人に聞いていただく方がいいでしょう。

選別した後に残った稚魚ですがよくそのまま捨ててしまう方が
いますが下水に流したり、川に放流したりするのは絶対止めて下さい。

稚魚をもらってもらえる方がいたら譲ったり、
かわいそうかもしれませんが他の熱帯魚の餌として与えるなりして下さい。

綺麗なグッピーを作り出すということは、非情さも必要になります。

産卵箱での国産グッピーの稚魚の飼育方法ですが
一日に5回程度、稚魚用の餌を与えて下さい。

産卵箱の中は、水が巡回しにくいですので水槽の水が綺麗でも
産卵箱の中の水が悪くなる場合がありますので
ときどき、産卵箱の中に水槽の水を入れてやることを忘れないで下さい。

稚魚は約一週間ぐらいでそこそこの大きさに育ちますので
それぐらいで産卵箱から出すようにしてあげて下さい。

ただ、まだ小さいので水草などの隠れ家がない親の水槽だと
食べられてしまう恐れもありますので別水槽か親の水槽の場合、
水草を多めに植えて隠れ家を増やしてやって下さい。

2007年12月17日月曜日

熱帯魚 国産グッピーの飼い方

全く、はじめて国産グッピーを飼う場合は、
60センチ水槽からスタートすると失敗が少ないです。

熱帯魚ショップではじめから必要なものが全てセットされている水槽セットを
購入してもよいですし、バラバラに自分好みの水槽や
器具を購入しても構いません。

水槽を用意し、フィルターなどの器具を全てセットしたら、
水を入れてパイロットフィッシュとして、
アカヒレなどをいれて最低でも1週間は、水を回し続けます。

マツモやウォータスプライトなどの水草を植えておくのもいいでしょう。

一週間もすれば、バクテリアが繁殖して水が見た目にも澄んできますので
そうなればいよいよ国産グッピーを買ってきて下さい。

このときに見た目だけで判断できないという方は、
亜硝酸塩を検出する試薬が熱帯魚ショップで売ってますので
調べてみて、亜硝酸塩が検出できなれば、OKです。

国産グッピーを熱帯魚ショップなどで購入してきましたら、
いよいよ国産グッピーを水槽へ移します。

このときに細心の注意が必要です。

水槽の水と国産グッピーを買ってきた熱帯魚ショップの水とでは、
温度や水質などが違いますので熱帯魚全般にいえることですが
国産グッピーをいきなり水槽に投入しないで下さい。

手順としては、国産グッピーの入っている袋を水槽に浮かべ、
水温を同じにします。

30分ぐらい浮かべておけば、大丈夫ですが気になる方は、
水温計で確認しましょう。

ここまでは、結構やられている方も多いと思います。

このあと、よくそのまま袋を破いて袋の水ごと、水槽へ
熱帯魚を移す方がいますが絶対に止めて下さい。

先ほど述べたように水質が違いますので最悪の場合、
せっかくの国産グッピーがすぐに全滅してしまいます。

そしてショップの水が水槽の水と混じるのもよくありません。

ですから慎重な水合わせが必要となります。

一番いいのは、点滴法といわれる水合わせの方法です。

こちらのページに詳しく、簡単な方法が説明されていますので
そちらを参考にして下さい。→水合わせの方法

水合わせが無事終わりましたら網で国産グッピーを
掬って水槽に移します。

これで一番気を使う、初期段階が終わりました。

後は、国産グッピーの状態をみながら餌を与え、
1週間に一度、1/3程度の水替えをしていけば
順調に国産グッピーは、成長していくでしょう。

日々の観察は大切です。

国産グッピーは、繊細ですので少しのことで
調子を落としたり、病気になったりしますので
こまめな観察で早期発見すれば、
大事に至らず、対処法もありますが手遅れになると
取り返しがつかなくなり、最悪一匹の国産グッピーだけでなく、
水槽全ての国産グッピーが全滅する場合もあります。

2007年12月15日土曜日

熱帯魚 国産グッピー

国産グッピーの魅力はなんともいっても品種の豊富さ、
体色やヒレの綺麗さや優雅さです。

そしてその綺麗なグッピーを自分で作り出す、楽しさに
魅力があります。

コンテストに出品できるグッピーを作る目標を持つ人もいますし、
品種改良を重ねてオリジナルのグッピーを作ることも最終目標として
グッピーを飼育する人もいるでしょう。

そこまでは、考えていないが綺麗なグッピーを飼育したいという方も
いると思います。

色々な楽しみを持つことが出来るのも国産グッピーの魅力です。

では、その国産グッピーの飼い方についてです。

グッピーを飼う場合、外国産グッピーと国産グッピーとがあるという
話をしましたがグッピーと名付けられて、同じ種類ではありますが
外国産グッピーと国産グッピーとでは、全く別の熱帯魚を飼育するという
考えでないと国産グッピーをうまく飼育することは、難しいです。

グッピーという熱帯魚は、元来、丈夫な熱帯魚ですが
国産熱帯魚の場合、変な病気の心配はほとんど必要ありませんが
交配を繰り返して品種を作り出したり、維持したりしていますので
どうしても繊細で丈夫でなくなってしまいます。

そのため、外国産グッピーと違って、飼い始めた当初は、
水合わせさえしっかりやれば問題ないのですが、
飼育しているうちに管理を怠るとすぐ病気になってしまいます。

ですから国産グッピーを飼う場合は、こまめな管理が出来る状態でないと
失敗してしまいます。

その国産グッピーの飼育方法ですが最初に飼育し、
親となる国産グッピーを選ばないといけません。

大きい熱帯魚ショップに行けば、様々な国産グッピーが売られています。

たんに綺麗なグッピーが欲しいだけであればそのような国産グッピーを
買うのもいいですが将来、コンテストに出したい、交配を繰り返して
オリジナルグッピーを作り出したいと思えば、遺伝情報がわかる熱帯魚ショップで
買うのがいいでしょう。

グッピー専門店が近くにあれば、ベストですがない場合は、
グッピーに詳しい店主がいる、熱帯魚ショップや
ネット通販を利用するのがいいでしょう。

この場合も国産グッピーで検索するとどの熱帯魚ショップが
国産グッピーに詳しいだとか、この国産グッピーのネット通販の
お店がお勧めとかわかりますので、やみくもに購入しないで
必ず調べてから購入することをお勧めします。

国産グッピーの購入段階での注意としては、
実際に熱帯魚ショップやグッピー専門店へ行って買う場合は、
購入資金との相談にもなりますが自分が育てたい、掛け合わせをしたい
品種で資金やできれば店の人と相談しながら自分でこれだ!と
思ったものを購入するのがいいでしょう。

あまり高いものは、失敗したときのリスクが大きいですし、
逆に安すぎるものは、なにかしらの欠点がある場合がありますので
そういった国産グッピーは避けた方が無難です。

実際に見て購入することが出来ない、ネット通販の場合は、
価格帯や品種を写真でしか判断することが出来ませんので
色や大きさに疑問があれば、メールなどで相談した上で
購入した方がよいでしょう。

いずれの場合も繁殖を目的とするなら、大きさがあまり大きくなく、
若い、生後3ヶ月以上の国産グッピーを選ぶようにしましょう。

若すぎると持ち運びや輸送時にすぐ弱ってしまいますし、
成熟しすぎると繁殖力が落ちますのでその点は、注意が必要です。

ネット通販の場合でも生後何ヶ月か表示している場合が多いです。

表示していない場合は問い合わせれば、教えてもらえる場合が
ほとんどですが中には教えてくれないショップもあります。

そういったショップは、経験上、避けた方が無難です。

少し長くなりましたので実際の飼育方法については、
次の国産グッピーの飼育方法で述べさせてもらいます。

2007年12月14日金曜日

熱帯魚 グッピーの飼い方

熱帯魚 グッピーもポピュラーな熱帯魚の一種です。

熱帯魚グッピーは、オスが大変キレイなヒレを持ち、
メスは、地味で大きく、子供を卵でなく、稚魚で産むという特徴を持っています。

そのため、産まれてきた稚魚は、他の熱帯魚の稚魚より大きいので
育ちやすく、また、成育スピードも早いので生まれるままにしておけば、
すぐに水槽がグッピーでいっぱいになってしまいます。

ですから飼育方法としては、グッピーのオスだけで鑑賞を楽しむ方法もありますし、
稚魚を育てるのも簡単ですからペアで飼って繁殖を楽しむということも出来ます。

さて、そのグッピーですが熱帯魚ショップに行くと、一つの水槽に
大量に入れられたグッピーと小さな水槽に個別に入れられたグッピーの
二種類を見かけると思います。

前者のグッピーは、外国産グッピーでシンガポールなどで大量養殖された
もので安価に買うことが出来ます。
後者のグッピーは、国内産で日本国内のブリーダーの手によって
繁殖されたものでヒレや体色を選別して育て上げたものなので
少し高価です。

中には、コンテスト入賞グッピーなどもあり、かなり高価です。

では、初めてグッピーを飼う場合、どちらがいいかというと難しいです。

資金に余裕があれば、国産グッピーから飼う方が病気の心配を
ほとんどしなくて済みますが初心者の方は、グッピーの飼い方により、
病気を発病させる可能性も高いのでせっかくの高価な国産グッピーが
すぐ死んでしまうかもしれません。

そういう意味からいえば、安価な外国産グッピーから
飼育する方がいいと思います。

とはいえ、外国産グッピーは、輸入時に弱っていたり、病気持ちだったり
する場合が多いので特に水槽に移す段階で注意が必要です。

全く初めてグッピーを飼う場合は、それほど心配しなくてもいいですが
すでにグッピーを飼っていて、それに買い足す場合などは注意が必要です。

まず、熱帯魚ショップで購入したいグッピーがいつ入荷したか確認し、
輸入直後の場合は、避けましょう。

そして元気に泳いでいて、ヒレや身体にキズがないものを選ぶようにすると
いいでしょう。

購入後は、入れる予定の水槽には直接入れないで
別に用意した水槽に移し、一週間ほど様子を見るようにして下さい。

一週間経って問題なければ飼育水槽に移しやって下さい。

その後は、しっかりと観察し、異常がないかどうかしばらくの間は、
注意が必要です。

元来、グッピーそのもののは丈夫な熱帯魚ですので
初期導入さえしっかりおこなえば問題なく育ってくれます。

飼育時の注意としては、グッピーは食欲が旺盛ですので
水が汚れやすく、フィルターもよく汚れますので
こまめに水替えやフィルターの掃除をする必要があります。

掃除のし易さでいえば、フィルターは上部フィルターがお勧めです。
ただ、上部フィルターの吸水口に稚魚が吸い込まれる場合が
ありますのでスポンジフィルターをつけるかストッキングなどで
カバーをしてやる必要があります。

また、稚魚を選別しながら育てる場合は、45センチ以下の
小型水槽を何本か用意して飼育するのもよいでしょう。

小型水槽の場合は、フィルターは投げ込み式のフィルターが便利です。

水温、水質とも幅広い適応力を持っていますので水が汚れすぎたり、
水温の急激な変化以外は、大丈夫ですので特にこまかく水質や
水温にこだわらず、飼育することが出来ます。

グッピーも水草を入れると映える熱帯魚ですので水草は植えてあげた方が
いいでしょう。
ウォータースプライトがお勧めの水草です。

2007年12月13日木曜日

熱帯魚 ネオンテトラの飼い方

熱帯魚、ネオンテトラは、熱帯魚を飼育した方のほとんどが飼育経験が
あるんではないでしょうか。

それぐらいポピュラーな熱帯魚です。

なぜ、ポピュラーな熱帯魚かというとネオンテトラは、
熱帯魚らしいカラフルな体色、安価な価格で
熱帯魚を初めて飼う人の目に止まりやすいからです。

しかしながら実は、ネオンテトラは初心者向きの熱帯魚では、ないんです。

恐らく、初めての熱帯魚にネオンテトラを選んだ方のほとんどが
数週間で全滅させていると思います。

なぜ、ネオンテトラが全滅するかというと、
ネオンテトラは水質に敏感で水ができあがっていない状態(バクテリアが
繁殖していない水)で飼育してしまうと弱ってしまい、
最終的に死に至ります。

ということは、水ができあがった状態なら弱ることもありません。

ですから初めて熱帯魚を飼われる方は、最初の熱帯魚として
ネオンテトラを選ばず、少々の水質変化にも大丈夫な熱帯魚を
選ぶ必要があります。

この最初に水槽に入れる、熱帯魚をパイロットフィッシュと呼び、
アカヒレやメダカなどが最適です。

少し、ネオンテトラから話がそれましたが
きちんとネオンテトラが飼える環境(といっても水ができあがればOKです。)
が整いましたらネオンテトラを飼ってみましょう。

ネオンテトラは、群泳させると大変キレイです。

ただ、この場合も注意が必要であまりたくさんのネオンテトラを群泳させると
水槽の水が濾過能力を超えてすぐ汚れてしまい、
水質を悪化させて、ネオンテトラが弱ってしまします。

一応、目安としては60センチ水槽で50匹ぐらいがいいと思います。

強力な外部フィルターなど濾過装置が充実しているなら
もう少し増やしても大丈夫ですが遊泳スペースなどからも
詰め込みすぎないようにして下さい。

他の熱帯魚と混泳させる場合は、ネオンテトラが口に入らない
大きさの熱帯魚であれば、問題なく混泳させることが出来ます。

その場合は、他の熱帯魚との兼ね合いを考えて、
ネオンテトラの数を調整して下さい。

ネオンテトラ単独水槽の場合、水草をいれてやると
見た目にもキレイでネオンテトラにとってもよい環境になりますので
是非、水草を植えてやって下さい。

水草を入れた場合は、コケ対策としてオトシンクルやミナミヌマエビ、
イシマキガイなどを入れるといいでしょう。

ヤマトヌマエビは、ネオンテトラぐらいの大きさなら食べてしまうことが
あるので避けた方が無難です。

ネオンテトラを飼育する水温は、22℃から26℃の範囲であれば、
問題ありませんが他の熱帯魚と混泳させる場合は、
低すぎても高すぎてもネオンテトラに影響がありますので
できれば、24℃ぐらいを目安にする方がいいでしょう。

餌は、ネオンテトラは、何でも食べますので人工飼料でいいです。

ただ、大きすぎる餌は、ネオンテトラの口に入りませんので
フレーク状のものか粒タイプなら小型のものを選ぶようにしましょう。

食欲は旺盛ですがネオンテトラは身体が小さいので、
量が限られてきます。

やり過ぎますと水を汚す原因となりますので少し少ないかな~と
思う餌の量で充分です。

熱帯魚 ネオンテトラにとって暮らしやすい環境を作ってやって
飼育を楽しみましょう。

2007年12月12日水曜日

熱帯魚 水槽について

熱帯魚を飼うための水槽は、色々ありますが
初心者の方が熱帯魚を飼う場合、60センチのガラス水槽が
一番いいでしょう。

最近は、部屋のアクセサリにもなる小型水槽が
多く発売されていますが小型水槽は見た目はいいんですが
メンテナンスが大変です。

水量が少ない分、水が汚れやすいのでフィルターを
使用していても結構汚れますので頻繁な水替えが必要となります。

また、熱帯魚にとっても遊泳スペースが少ないため、
ストレスをためやすく、病気になりがちです。

その点、60センチのガラス水槽は、水量も多く、
一番売れているサイズの水槽ですので
お値段も手頃です。

水槽に使う、フィルターや照明なども60センチを
基準に作られていますので種類も豊富で
こちらもお値段が手頃です。

材質については、ガラスとアクリルとがあります。

ガラスは重いですが一度、設置してしまえば
ほとんど動かすことがないので問題ないでしょう。

アクリルは軽いですが傷がつきやすいので
掃除などをするときに注意しないといけません。

そういった面を含めて初心者の方には、60センチのガラス水槽を
お勧めします。

飼育になれてくれば、小型水槽を使ってもいいですし、
大型熱帯魚を飼う場合などは、90センチや120センチの
大型水槽で熱帯魚の飼育を楽しむのもいいと思います。

2007年11月6日火曜日

熱帯魚・ベタの飼育方法

ベタには様々な特徴があります。一番大きな特徴として、高水温で、水中内の酸素が少しの環境であっても空中から直接、酸素を取り入れることで空気呼吸ができる補助呼吸器官をもっていることです。その補助呼吸器官の構造が迷路によく似ていることから"ラビリンス器官"とも呼ばれています。この器官があるために、ベタは、水がなくて、沼地のような環境ででも生息できます。、ですから熱帯魚ショップなどでベタをよく見かけるコップのような狭い環境でも酸欠を起こさずに飼育できる変わった熱帯魚です。また、産卵生態も特徴のひとつです。大変珍しい産卵方法を持つ熱帯魚です。しかもその産卵方法は、水槽内で簡単に観察することができます。さらには、オスの闘争心が強いのも特徴であるといえます。日本では、闘牛や闘鶏、闘犬のように動物のオス同士を闘わせますが、タイなどではなんと『闘魚』が盛んで、ベタのオス同士で戦わせます。ベタのオスは他のベタのオスを見つけると、エラぶたやヒレをいっぱいに広げて、自分を誇示し、威嚇するフレアリングをするのです。ベタが一番美しいのは、この時であるといえます。
■ベタ水槽の大きさとろ過について小型のベタを飼育するだけならば30センチ水槽で十分ですが、大抵のベタは60センチ水槽で飼育すれば、繁殖も楽しむことができます。ベタは、流れのあまりない止水域を生息域としているので、水流の強い、パワーフィルターや上部フィルターよりも、底面やスポンジフィルターを使用し、モーターをゆるめに設定してあげたものを使用するのが良いでしょう。 水槽内に水草を数多く植えたなら、フィルターなどはなくても大丈夫なくらいです。あまりお勧めできませんがまた、夏場などヒーターが必要ない暑い時期なら、コップなどの狭い容器に水を入れただけのものでも飼うこともできる熱帯魚なんです。しかし、ベタをコップで飼う場合は、ベタがジャンプしてコップから飛び出さないようにフタを必ずしておきましょう。。
■ベタが好む水質と水温とは。ベタは、弱酸性から中性の水を好みますが、あまりこだわらなくてもベタのほとんどの種類は、水道水を中和薬でカルキを中和させただけの水を使用しても問題ありません。 水温も、幅広く23~28℃の間で維持できれば大丈夫です。
■ベタを飼育する水槽のレイアウト水草を植えて流木やまたは岩などを、水槽の中で適当に組み合わせて配置するようにしましょう。水槽の中にベタの隠れ場所や繁殖する場所を確保するために、水草のウォータースプライトなどを水面に浮かべるとベタにとっていい環境でしょう。

2007年11月4日日曜日

熱帯魚・プレコの飼い方考察

熱帯魚・プレコは、ナマズの仲間で南米を主な生息地とします。昔から"プレコ"の愛称で多くの愛好家に親しまれている熱帯魚です。主な生息地である、アマゾン川の上流の清流域から下流の泥中まで生息域は幅広く、その種類も200種以上はいるといわれるくらい数多く生息しています。プレコのウロコは体全体を堅く覆っていてまるで鎧のようで、その姿は、かなり頑強にみえる熱帯魚です。 プレコは、ひとつの場所で落ち着くと、その場所にとどまり、行動範囲は狭くなり、昼間はほとんど動かず、夜になってようやくゆっくり餌を探し始めます。流木や岩についたコケをヤスリのような吸盤状の口で削り取るという一風変わった習性を持つプレコの仲間もいます。そのことが水槽内のコケ取りとして注目され、大変役立つことから、人気がある熱帯魚なのです。 また最近では、美しい種類の水玉・ゼブラ模様など色々な模様のプレコが輸入されるようになってからは、水槽内のコケ取りという脇役でしかなかったプレコたちが注目を集めるようになり、プレコをコレクションにする愛好家も増えています。
プレコ単独で飼育する場合も、他の熱帯魚と一緒に混泳させる場合であっても、流木をいくつか水槽の中においてあげましょう。特にプレコを何匹か一緒に飼育する場合には、流木以外にも植木鉢や岩などを使って、各々の隠れる場所を必ず用意してください。 また、プレコは植物性の餌を好むので、水草はプレコに間違いなく食べられてしまいます。どうしても水草を水槽の中に植えたいなら、プレコに食べられることがないようにプレコに十分な餌を与えるようにしましょう。 しかし、あまりお勧めできません水槽の底に敷く底砂は大磯砂で問題ないですが、底面フィルター以外を使用するなら、川砂や大きめの石だけを底砂に使うのもいいでしょう。。プレコの特性として、なんでも張り付く習性があり、よくむきだしになったヒーターにも張り付いてしまうことがあります。事故を防ぐ意味でも必ず、ヒーターには専用のカバーをつけて、プレコが火傷することがないように注意してあげてください。
■プレコと他の熱帯魚との混泳プレコを他の熱帯魚と一緒にする混泳させるときの注意として、セベラムやディスカス、エンゼルフィッシュなど表面積の多い熱帯魚や肺魚または、ポリプやガーなどの動作の鈍い熱帯魚は、体表をプレコになめられてしまい、弱ってしまうので注意しましょう。 しかし、小型プレコであれば南米産の小型シクリッドやテトラ類などと一緒に飼育することは問題ありません。

熱帯魚・プレコの飼育方法

■熱帯魚・プレコを飼う水槽のサイズプレコは、全般的におとなしい特性の熱帯魚ですので、自分の隠れる場所を流木などで作ってさえあれば、水槽のサイズが60センチ位でも小型プレコなら数匹、まとめて飼育することができます。ただし、大型プレコは縄張り意識が強く、自分の縄張りを作り、同じ種類のプレコ同士であっても争いを起こす可能性が高いので90センチ以上の大型水槽で一匹で飼うようにする方がいいでしょう。
■ろ過の重要性プレコは、コケを食べるだけでなく流木も削りとってしまいます。これは、プレコがヤスリみたいな吸盤状の口を持っているためでそのため、プレコを飼っている水槽内にはゴミが溜まりやすくなってしまいます。ですからプレコを飼っている水槽の濾過は頻繁に掃除しなくてはいけない、掃除が邪魔くさい底面フィルターよりも、掃除がしやすい投げ込み式のフィルターや上部フィルターを使用する方が効率いいです。また、他の熱帯魚と混泳させていてどうしても底面フィルターを使用しないといけないときは、吸水力の強い外部フィルターや上部式のフィルターを併用するなどして、底床にゴミが溜まりにくくする工夫が必要です。複数のろ過システムを組み合わせることで、プレコ(特に大型種)は、水の悪化にとても敏感なんですが、プレコにとって住みやすい環境が構築できます。また、プレコにとって快適な水は、溶存酸素量が多い澄んだ水ですので、フィルターの出水を工夫して、強めの水流で酸素を水中に多く溶けこませるようにしてあげるといいでしょう。
■プレコに適した水質と水温プレコは様々な環境にもともと生息していたので、プレコにより好む水質も変わってきます。他の熱帯魚と混泳させる目的の人気の種類のプレコでしたら、水質は中性ぐらいに調整するのが良いでしょう。水温も20~26℃の範囲であるならあまり問題はありません。 ただし、プレコは高水温や水質の急激な変化に弱い面もありますのでその点は特に注意してあげてください。夏場に水槽内の水温が高水温になってしまうようなら、水中の溶存酸素を確保する必要もありますので充分にエアーポンプでエアーレーションをしてあげたり、水換えをするときに同時にろ過槽の掃除をしないなど、できるだけ注意して飼育してあげるようにしてください

2007年10月27日土曜日

熱帯魚・エンゼルフィッシュの毎日の飼育、管理方法

熱帯魚を飼ったことがない人でも、エンゼルフィッシュという名前だけは知っている人は、多いのではないでしょうか?この熱帯魚・エンゼルフィッシュは数多くの熱帯魚の中でもそれくらい有名と言えるのです。 平べったいな体と上下に長く伸びた長いヒレ、そして縞模様などの海水魚に多い特徴的な姿から、熱帯魚・エンゼルフィッシュを淡水魚ではなくて、海水魚だと思いこんでいる人も多いようです。優雅な姿と割と手頃な価格で、飼育も簡単なことから、熱帯魚をはじめて飼育する人からも大人気の熱帯魚です。エンゼルフィッシュと一口にいっても、現在日本に輸入されているエンゼルフィッシュには、ドゥメリリィ種とアルタム種、スカラレ種の3種類になります。 しかし、エンゼルフィッシュの種類でも、アルタム種とドゥメリリィ種は飼育が困難なので輸入量も多くなく、手に入れる事が難しいですし、値段もやや高めなので初心者が飼育するにはあまりおすすめできるエンゼルフィッシュではありません。残るスカラレ種は、昔から長く飼育されてきたため養殖も盛んで、人工の水槽という環境にも慣れているのが多いので、飼育繁殖が容易にできます。 また、スカラレはブラックやゴールデン、マーブル、ゼブラ、マーブル、レースなどの様々な改良品種が開発されており、とても品種のバラエティ豊かで、自分の好みに合わせた様々なエンゼルフィッシュを飼育することができるのもいいところです。
エンゼルフィッシュの餌は、アカムシやイトミミズなどの生き餌から、フレークフードのような人工飼料まで好き嫌い無く、食べるので餌やりは容易です。 ひとつ注意点としては、あまり一種類のエサだけを与えず、人工飼料でも複数の種類のフレークフードなどを日替わりで交互に与えるなど工夫して餌にバラエティを持たせてあげるほうがいいでしょう。。餌の与え方としては、1日2回ほどエンゼルフィッシュが一度に食べ切ってしまえる程度の餌の量にしてください。 一度に多くの餌を与えてしますと、水槽の水質を悪化させてします原因にもなります。特に、熱帯魚が食べ残してしまった餌をそのまま水槽に放っておくと残餌が腐ってきますので、熱帯魚の餌の食べ具合をよく観察し、適度な量を与えるようにしましょう。 エンゼルフィッシュは特に旺盛に餌を食べてくれるので、水もその分汚れやすいです。与える餌の量によって変わってきますが、1週間に約3分の1程度、水槽の水を交換することできれいな水を維持できます。 水が新しくなれば熱帯魚もそれだけ調子がよくなりますし、餌の食べ方にも変化が出て、食べ具合もよくなるはずです。逆にあまり積極的に反応しない時や餌をあまり食べなかったりする場合は、水が古くなっている事が多いので水替えをするようにしましょう。

熱帯魚・エンゼルフィッシュの成育方法

■熱帯魚・エンゼルフィッシュを飼育する水槽の大きさ熱帯魚・エンゼルフィッシュを飼育する水槽は、最低でも60センチぐらいの幅のものを用意しましょう。というのは、熱帯魚・エンゼルフィッシュが成魚になった時のことを考えておかないといけないからです。 また、熱帯魚ショップでは、約2~3センチ位の大きさの幼魚が安く売られています。その幼魚なら小さい水槽でも飼育することはできますが、何匹かを一緒に飼う場合や他の種類の熱帯魚と一緒に飼育する場合は、60センチ水槽が必須でしょう。 しかし、成魚にまで成長したら、ヒレが長く伸びて、60センチある水槽でもかなり窮屈そうに見えてしまうほど大きくなることを頭に入れておきましょう。熱帯魚・エンゼルフィッシュだけに限らず他の熱帯魚を飼育するときも水槽の大きさにある程度余裕を持たせることによって管理もしやすくなりますし、魚の成長も阻害されず、順調に育っていきます。
■ろ過について水槽の水のろ過は、外部式のパワーフィルター、上部フィルター、底面フィルターなど自分の好みや予算に合わせてどれを使っても大きな問題はないです。その中でも万人にお勧めなのが、部分的な水換えや水槽の掃除など、日常の水槽の管理がしやすい、人気の上部フィルターがオススメです。価格も安いです。ろ材に使用するのは、「大磯砂」と呼ばれる砂でいいでしょう。できれば水のpH(ペーハー、水中に含まれる水素イオン濃度のこと。pH7が中性で、それよりも高ければアルカリ性、低ければ酸性という水の性質を示す一つの基準です。熱帯魚を飼育するには、これを目安にして水質を調整します。)が上がらないようなろ材を使用するようにしましょう。
■熱帯魚・エンゼルフィッシュが好む水質と水温熱帯魚ショップで売られいるほとんどのエンゼルフィッシュが東南アジアなどで養殖されたものです。熱帯魚・エンゼルフィッシュは、水質の変化にも柔軟に適応しますので、ご家庭の水道水のカルキを中和させただけの水で飼育が可能です。 しかし、もともと自然の熱帯魚・エンゼルフィッシュが多く生息している河川は弱酸性から中性の水質ですから、自然に近くなるように弱酸性から中性の水質の環境を作ってあげるだけで熱帯魚も元気に育ちます。水質は、ろ材だけで考えず、底砂でも大磯砂などpHをあまり上げないものを使用するのが良い水環境を作りだします。水温はだいたい25-28℃の間を保つようにしましょう。

熱帯魚・エンゼルフィッシュの購入のポイント

熱帯魚・エンゼルフィッシュ購入時のポイントとして最初に水槽のセッティングを終了してから、いよいよ熱帯魚・エンゼルフィッシュを購入します。水作りが完成していないうちは、購入を延ばすことです。購入時の注意点としては、熱帯魚全般に言えることですがよく水槽を観察し、奇形じゃないかどうかや、病気にかかっていたりしていないかを確かめることが重要です。
●熱帯魚・エンゼルフィッシュの体やヒレにポツポツとした、白い点 (白点病という難しい治りにくい病気にかかっている場合が多い)がないかどうか? ●熱帯魚・エンゼルフィッシュがヒレをたたんではいないか? ●熱帯魚・エンゼルフィッシュのエラの動かし方がおかしくないか? ●購入する熱帯魚・エンゼルフィッシュと同じ水槽に病気にかかっているような熱帯魚や、 死んでいる熱帯魚はいないかどうか?
などをしっかりチェックするように心掛けましょう。また、大量に養殖されて輸入されている、熱帯魚・エンゼルフィッシュの中には、奇形魚も多く、見られることがあります。しばしば、ヒレが曲がっていたり、または体の一部が欠損していたりする熱帯魚がいることもあるので注意が必要です。 とはいっても、熱帯魚・エンゼルフィッシュをはじめて購入する場合はわからないことが色々ありますので、熱帯魚ショップの人に熱帯魚・エンゼルフィッシュを初めて飼育することを正直に伝え、熱帯魚ショップの人に状態がいい熱帯魚・エンゼルフィッシュを選んでもらうのが一番良い方法です。
■熱帯魚・エンゼルフィッシュと混泳できる他の熱帯魚熱帯魚・エンゼルフィッシュは小さい時はおとなしく、ほとんどの熱帯魚と一緒の水槽で飼育することができます。もちろん、熱帯魚・エンゼルフィッシュより体の大きい熱帯魚や気性の激しい熱帯魚とは一緒飼育することは止めて下さい。 熱帯魚・エンゼルフィッシュと混泳させるのであれば、カラシン(テトラ類)や小型のコイの仲間や水槽の底を泳ぐおとなしいコリドラス(中には、気性の激しいものもいますので)などの小型ナマズと一緒に飼育するがいいと思います。 ただし、熱帯魚・エンゼルフィッシュは成長するとだんだん、気性が激しくなる傾向がありますので、60センチ程度の水槽にたくさんの熱帯魚を入れたりすると、熱帯魚・エンゼルフィッシュの口に入るような小さな熱帯魚を食べてしまったり、他の熱帯魚を執拗に追いかけ回すこともあるので注意しないといけません。

熱帯魚・エンゼルフィッシュの繁殖方法

熱帯魚・エンゼルフィッシュを何匹かで同じ水槽で飼育すると、アマゾンソードなど水草の葉に知らない間に、白い卵らしきものが付いているのを見つけることがあると思います。。熱帯魚・エンゼルフィッシュの産卵はそれくらい簡単に行われているのですが、そのままにしておくと他の熱帯魚にその卵を食べらたり、熱帯魚・エンゼルフィッシュの卵が水カビに冒されたりしてしまい、順調にフ化する確率が大変、低くなります。もちろん、そのまま自然の形でそういった風にまかせてしまうのもいいのですが、どうせなら生まれた卵から赤ちゃんエンゼルにかえしてあげて繁殖をさせたらもっと熱帯魚の飼育が楽しくなります。熱帯魚の中でも繁殖が比較的、簡単な熱帯魚・エンゼルフィッシュは、魅力ですし、親子連れで泳ぐエンゼルフィッシュの姿は、観察していて、感動を覚えるでしょう。熱帯魚・エンゼルフィッシュはオスとメスを区別するのがとても難しい熱帯魚なので、幼魚を5~10匹を同じ水槽で飼育すれば、成長してくれば、自然とその中からペアがうまれていきます。熱帯魚・エンゼルフィッシュはペアができると自分のパートナー以外の熱帯魚を執拗に追い回すようになりますので、水槽を観察をしているとすぐに分かると思います。。ペアと思われるエンゼルフィッシュを発見しましたら、そのエンゼルフィッシュのペアを新たに用意した水槽へ移動させます。新たに用意した繁殖用の水槽にはエンゼルフィッシュの産卵場所を確保するために、葉の長い水草(アマゾンソードなど)を植えるか、塩ビパイプなど細長いものを斜めに立て掛けて繁殖用の水槽の産卵場所に設置しておきます。
【熱帯魚・エンゼルフィッシュの産卵】熱帯魚・エンゼルフィッシュのペアに餌をたっぷり与えて飼育してしばらくすると、お気に入りの場所を産卵場所にした、熱帯魚・エンゼルフィッシュのペアがその場所を口でつつき掃除をはじめると、その約1日か2日後に産卵が行われています。そして順番にオスとメスが産卵床(産卵場所としてきれいに掃除した所)をなぞるようにお腹をこすりつけて産卵と受精を繰り返します。熱帯魚・エンゼルフィッシュの産卵は、約3百~5百個の小さな卵を1回で産みつけます。産卵が終わった後も、熱帯魚・エンゼルフィッシュのペアは産んだ卵の中で死んでしまったのを口で取り除いたり、胸ビレで卵をあおぐことによって新鮮な水を送ったりと、かいがいしく世話をする姿は、感動的です。その人間味あふれる行動に、ついつい観察を長時間行いがちですが、この時期は熱帯魚・エンゼルフィッシュの親が大変、神経質になっているので、可能な限り、そっとしてあげてください。

熱帯魚・ディスカスの飼育の心構え

熱帯魚・ディスカスは南米のアマゾン川流域に生息する、熱帯魚でシクリッドの種類の仲間になります。ディスカスの名前は、体型が円盤(ディスク)のような形をしていることから名付けられました。この熱帯魚・ディスカスが日本で初めて紹介されたのは少し前といっても約40年前ですが、優雅な泳ぎっぷりに加えて、独特な円盤のようなフォルムと、体が美しい色彩で、現在でも熱帯魚の中では大変、人気がある熱帯魚のひとつです。また、熱帯魚・ディスカスの産卵方法はと言うと同じ、これもまた人気の熱帯魚である、シクリッド種のエンゼルフィッシュと大変、よく似ています。熱帯魚・ディスカスは、フ化した子供をディスカスのメスが体表から分泌しているもの、いわゆる"ディスカスミルク"で育てるという、興味深い特徴のある熱帯魚です。
熱帯魚・ディスカスは、熱帯魚の中でも飼育が大変むずかしく、病気にかかりやすい熱帯魚の部類に入るでしょう。餌や水質、または同じ水槽で飼育する熱帯魚、ろ過設備、水槽を設置する場所など、すべての条件が揃わないことには、調子を崩しやすい、非常に繊細な熱帯魚なのです。 それだけに、熱帯魚・ディスカスは、あなたが面倒を一生懸命みれば美しくなるという、手応えがある熱帯魚なので飼育しがいがあります。もちろんディスカス以外の熱帯魚でも同様なんですが、熱帯魚・ディスカスの場合、反応が特に際立ちます。 ターコイズなどの改良品種は、色彩がひときわ美しく、優雅に熱帯魚ショップで泳いでいるので、誰から見ても美しく見えますので非常に目を引くことでしょう。。しかし、それだけの理由でターコイズを衝動買いしてしまいますと大抵、後で後悔することが多いでしょう。 美しさだけを追及するために人工的な環境で飼育され、何世代にも渡り、繁殖してようやくひとつの品種として定着させたのがターコイズなどの改良品種です。そのような理由で、改良品種は、同じような環境でしか本当の美しさを見ることができないのです。そして、その環境を整えてあげるためには、結構な時間と手間、かなりのお金がかかってしまうので思ったほど簡単にできないのが現状です。

熱帯魚・ディスカスの原種考察

熱帯魚・原種ディスカスは、改良種に比べると色合いが地味なので、人気が低く、あまり購入されない熱帯魚です。しかし、人間の手を加えない自然の美しさには、人工美にはない魅力があるといえます。。 原種のディスカスは10月から4月にかけて、水槽で飼育しやすい大きさの15センチ前後に育ったものがまとまって輸入されていますので、原種のディスカスを購入する予定があればこの時期にすると購入するのがいいでしょう。 上記以外で手に入れる手頃な方法といえば、東南アジアで大量に養殖されているレッドディスカスや育ちきっていない、体が3センチ前後のブラウンがお勧めです。またグリーンやブルーもサイズ的に比較的大きめのサイズで輸入されますし、なおかつお値段も手ごろな価格で購入することができます。 原種のディスカスは、他の熱帯魚と一緒にする混泳水槽の中でも飼育することも可能です。ただし、ヘッケルとは、混泳させることはできません。熱帯魚・ディスカスの現地での生息域は、主に、湖の岸辺など流木の根元や水草の生えている薄暗いところや流れの緩やかな場所に生息しているので、ディスカスを飼う水槽内にも同じような環境を作るようにするといいでしょう。。 また、熱帯魚・ディスカスが主に生息する川の水質は、ブラックウォーターといわれる、薄茶色の弱酸性の水です。ピートモスや水質調整剤などを使用して水槽の水もその状態に近い水質にするとディスカスも喜びますよ。 水温はだいたい26~28℃に設定するのがベストといえます。水槽の水が古くなりすぎると、熱帯魚・ディスカスのヒレがボロボロになるおそれがあるので、週に1~2回、定期的に3~2分の1程度の水を換えるようにしましょう。 熱帯魚・ディスカスが餌として好むのは、イトミミズやアカムシなどの活き餌ですが、同じものばかり与えると、ディスカスは、内臓障害が起きやすくなりますので、バランスがとれた人工飼料も餌のメニューに付け加えてバラエティ豊かにしましょう。最初、熱帯魚・ディスカスは、人工飼料に慣れないと思いますので、イトミミズなどに混ぜたりして与える工夫をしていけば、いずれは食べるようになりますので最初、食べないからといって止めたりせず、続けて与えるようにした方がいいです。そのとき、食べ残した餌があれば、水を悪くする原因となりますので必ず取り除くようにしてください。

熱帯魚・ディスカスの購入について

熱帯魚・ディスカスは単独で飼育するとおびえやすく、なかなか落ち着いつかない熱帯魚なので、最低でも一緒の水槽に5匹以上の群れで飼うのがいいです。熱帯魚・ディスカスを飼育されるあなたの予算にもよりますが、60センチの水槽でレッドロイヤルブルー(RRB)やマリンブルーターコイズ、ターコイズといった熱帯魚・ディスカスの幼魚を5~10匹程度一緒に飼育するのが価格的にも手頃なのでお勧めです。この方法は、あなたが初めてディスカスを飼育する場合においてはお勧めですが熱帯魚・ディスカスの飼育に慣れている方にはこの限りではありません。熱帯魚・ディスカスは原則として、他の熱帯魚と一緒にしないほうがいいです。部屋の扉やドアの開閉などによる振動などがあまりない静かな場所で、難しいかも知れませんができるだけ、自分たちの上半身だけがディスカスから見えるような位置に水槽を設置するようにして下さい。こうすれば熱帯魚・ディスカスは、飼育者である、あなたの事をよく覚えてくれて、だんだんと慣れてきますので愛着も沸くと思います。
■熱帯魚・ディスカスが好む水質と水温熱帯魚・ディスカスは、弱酸性から中性(pH5.5~7)好む水質だと、多くのブリーダーのデータや経験から割り出されていて、熱帯魚の排泄物や餌の食べ残しによってできる、アンモニアの濃度が限りなくゼロに近い軟水(0~7d、水の硬度を示す単位。1dは水1リットル中にマグネシウムやカルシウムなどの鉱分が10㎎含むのを意味する)がいいといわれます。 熱帯魚・ディスカスの飼育水槽の水質は市販の水質テストキットで簡単に調べることができるので、自分の水槽の水の水質どうなのかをよく把握して、まめにチェックする癖をつけるのは、熱帯魚・ディスカスを飼育する上で欠かせないでしょう。 特に、ひと昔前までの日本の水道水なら、4~7dの軟水だったためそのまま使用しても問題なかったのですが、現在は必ずしもそういった水質とはいいきれない状況になってきつつあります。あなたの地域の水道の水が軟水ではない場合、熱帯魚・ディスカスを飼育するのであれば、少し高価ですが陽イオン交換樹脂などを使用して、硬度をさげるようにしないといけないでしょう。

熱帯魚・ディスカスの餌、繁殖について

熱帯魚・ディスカスの餌熱帯魚・ディスカスを飼育する上で水作りと同じくらい重要なのが餌の選定になります。餌次第で、熱帯魚・ディスカスの発色や体形などが大きく変わってくるからです。 熱帯魚・ディスカス専用の餌も多くの種類が市販で販売されていますので、色々、組み合わせて飼育している、熱帯魚・ディスカスに合うように与えてください。市販される餌の中でも、牛の心臓を主成分にしている冷凍の餌(ディスカスハンバーグ)は、熱帯魚・ディスカスの嗜好性や栄養のバランス、発色という点からも大変優れていますのでぜひ与えてみてください。 もちろん、ディスカス以外の熱帯魚にも有用な餌です。これらを餌の中心にし、副食としてフレークなどの乾燥餌も加えるとベストでしょう。もちろん熱帯魚・ディスカスが食べ残した餌は、水質悪化を招きやすいのでその水槽から速やかに取り除く事を忘れないようにしましょう。
熱帯魚・ディスカスは飼育し始めてから、半年で勝負が決まる、熱帯魚といわれているように、3~4センチの幼魚が10センチ位の大きさまでに成長させるのに最も手間と時間をかけないといけません。この成長時期に病気をさせず、無事、通り越せば思ったほど難しくなく、順調に成長してくれるはずです。 熱帯魚・ディスカスが成魚の大きさになるには、9ヵ月から1年ほどかかりますので成魚になると、ひとつの水槽でまとめて飼育している中から、何となく寄り添った2匹が、ポンプのストレーナーパイプやガラス面を盛んにつつくといった行動が目に入ってくると思います。 この行動は産卵行動なのでもしそういう2匹をあなたが見つけたら、その2匹はカップルの可能性がかなり高いです。そのカップルの2匹に、ペア専用水槽(60~75センチ程度の水槽)を用意して、熱帯魚・ディスカスのカップルは神経質になりますので人の出入りがないような静かな落ち着いた環境を用意し、そこにペア専用水槽を設置するようにして下さい。ペア専用水槽に使用するろ過フィルターには、掃除がしやすいパワーフィルターやブリラントフィルターなどを使用するといいでしょう。通常の飼育水槽のように水換えを頻繁にする必要ありませんし、水温もだいたい28℃と低めに設定しておくのがベストでしょう。

熱帯魚にとっての濾過バクテリアとは。

濾過バクテリア(=生物濾過)を重要視するのが、水質を安定させるために最近の主流となっています。濾過バクテリアとは、熱帯魚の排泄物や食べ残された餌を分解し、熱帯魚にとって有害である物質(アンモニア、亜硝酸など)を、害の少ない物質(硝酸塩など)に変化させてくれる、目には見えない生物です。(無害にしてくれるというわけではありません)ということは、「水質が安定をしている水槽」というのは、"濾過バクテリアによる生物濾過が正しく行われている水槽"、と言いかえることができます。濾過バクテリアは、底砂や濾材に潜んでいたり、水の中に漂っていたりしています。その濾過バクテリアによって分解された物質は、熱帯魚にとっては害が少ないことが知られています。またそれらは、水草にとっては吸収しやすいものであるため、養分となり、水草の成長を助けます。つまり、水槽の中の濾過バクテリアが元気であることで、水質悪化になるスピードを緩やかにし、水質悪化を抑えてくれます。また、水草は硝酸塩や亜硝酸を栄養として吸収するので、適宜の水草を植えておくことで水質悪化にするスピードはさらに緩やかになっていきます。そうして、濾過バクテリアが水槽内に定着するにつれ水槽の水質が安定し、水槽の中の熱帯魚が病気になりにくい等、熱帯魚にとっても大変住み良い環境になり、安定した飼育が出来ます。
新規に立ち上げた水槽では約3週間ほどで水質が安定しはじめ、しっかりと安定するまでには1年もの間かかると言われています。1~3ヶ月の間は一気に水質悪化することがよくあるので特に気をつける必要があり、注意が必要です。初めて熱帯魚を飼育するときは、そんなことを知らないので、知らずに(弱い個体を何匹かを死なせてしまうことはありますが)その期間を通り過ぎていたりするのですが、その時期を安全に過ごすためにも、「熱帯魚を買ったショップなどから たね水をもらってくる」・「少量ずつ頻繁に水換え」・「パイロットフィッシュ(アカヒレなど)を導入する」などの方法を行い、極力、熱帯魚を死なすことを減らすようにした方がいいでしょう。

2007年9月10日月曜日

熱帯魚飼育における、バクテリアの増殖

濾過バクテリアは、大事なのですが、飼育者自身では繁殖させるために大したことはできませんので最初のうちは「濾過バクテリアっていうモノは大事らしいぞ~」 と頭の片隅ででも覚えておけば充分でしょう。最初の頃に飼育者ができることと言えば、濾材を洗う時には優しく洗うといったことぐらいになります。濾過器の濾過マットによくバクテリアが繁殖しますので、水道の水でゴシゴシと洗ったりはしないで(バクテリアも熱帯魚同様に水質・水温の急変に弱いといわれています)、水槽の水をバケツなどにとり、そこでマットを洗うように心掛けましょう。濾過マットの熱帯魚の糞などは、濾過マットを軽く揉み洗いすれば取れるのでそれだけで充分です。それでも取れない黒ずみなどはバクテリアなので、「すごいな。バクテリアが増えてきた~」と喜びましょう。もう1つ抱卵した熱帯魚の産卵用などに水槽を立ち上げる時は、古い水槽から濾材や水を流用することで、新規の水槽にもバクテリアがはやく定着するというやり方もありますので、今後新規に水槽を増設する時には試してみるのもいいでしょう。。又、市販の商品として「水作りに」と称してバクテリア入りのもの(液体ものなど)がありますが、そのような市販の商品のついては効果に疑問視する人も多いという事実もありますが効果がないわけでもありません。その市販のバクテリアに興味がある方はご自身で調べてみた上で、必要だと考えれば試してみてもいいでしょう。濾過バクテリアの特性として「急激な水質悪化を緩和し、予防してくれるもの」ですが、目で見ることはできないモノですし、よくわからないという時は気にしてもきりがないという部分もありますので興味がある人は、好きなだけ濾過バクテリアの特性を調べてみるとよいですが、濾過バクテリアのことばかり重要視しすぎて、熱帯魚のことをほったらかしになることがあれば本末転倒ですので気をつけるようにしてください。確かに濾過バクテリアは熱帯魚の飼育に重要な存在ですが、バクテリアを死なせることがない限り、魚の糞尿などを餌としながら、自然に繁殖していくようなものですから、「どうせ勝手に増殖するものだし?」と 気楽に考える方がいいような気がします。

2007年9月9日日曜日

熱帯魚って?

熱帯魚と一言にいっても実は、色々あります。
まず、淡水で飼える熱帯魚、海水で飼える熱帯魚

そして、熱帯魚を飼育していると興味が出てくる、
水草やエビなど熱帯魚と関係ないモノでも
一応、熱帯魚飼育のひとつになります。


淡水で飼える、有名な熱帯魚は、グッピー、
ネオンテトラ、アロワナなどでしょうか。

海水で飼える、熱帯魚では、
映画「ファインディング・ニモ」で有名に
なったクマノミでしょう。



その他にも様々な熱帯魚がいます。



ですから熱帯魚を飼う場合は、

熱帯魚関連の情報を集め、ご自身のレベルに

あった熱帯魚を飼育するのがいいでしょう。



熱帯魚を飼うとリラクゼーション効果も得られますし、

お子様などいますと生命の勉強にもなります。