2007年10月27日土曜日

熱帯魚・ディスカスの原種考察

熱帯魚・原種ディスカスは、改良種に比べると色合いが地味なので、人気が低く、あまり購入されない熱帯魚です。しかし、人間の手を加えない自然の美しさには、人工美にはない魅力があるといえます。。 原種のディスカスは10月から4月にかけて、水槽で飼育しやすい大きさの15センチ前後に育ったものがまとまって輸入されていますので、原種のディスカスを購入する予定があればこの時期にすると購入するのがいいでしょう。 上記以外で手に入れる手頃な方法といえば、東南アジアで大量に養殖されているレッドディスカスや育ちきっていない、体が3センチ前後のブラウンがお勧めです。またグリーンやブルーもサイズ的に比較的大きめのサイズで輸入されますし、なおかつお値段も手ごろな価格で購入することができます。 原種のディスカスは、他の熱帯魚と一緒にする混泳水槽の中でも飼育することも可能です。ただし、ヘッケルとは、混泳させることはできません。熱帯魚・ディスカスの現地での生息域は、主に、湖の岸辺など流木の根元や水草の生えている薄暗いところや流れの緩やかな場所に生息しているので、ディスカスを飼う水槽内にも同じような環境を作るようにするといいでしょう。。 また、熱帯魚・ディスカスが主に生息する川の水質は、ブラックウォーターといわれる、薄茶色の弱酸性の水です。ピートモスや水質調整剤などを使用して水槽の水もその状態に近い水質にするとディスカスも喜びますよ。 水温はだいたい26~28℃に設定するのがベストといえます。水槽の水が古くなりすぎると、熱帯魚・ディスカスのヒレがボロボロになるおそれがあるので、週に1~2回、定期的に3~2分の1程度の水を換えるようにしましょう。 熱帯魚・ディスカスが餌として好むのは、イトミミズやアカムシなどの活き餌ですが、同じものばかり与えると、ディスカスは、内臓障害が起きやすくなりますので、バランスがとれた人工飼料も餌のメニューに付け加えてバラエティ豊かにしましょう。最初、熱帯魚・ディスカスは、人工飼料に慣れないと思いますので、イトミミズなどに混ぜたりして与える工夫をしていけば、いずれは食べるようになりますので最初、食べないからといって止めたりせず、続けて与えるようにした方がいいです。そのとき、食べ残した餌があれば、水を悪くする原因となりますので必ず取り除くようにしてください。