2007年10月27日土曜日

熱帯魚・ディスカスの飼育の心構え

熱帯魚・ディスカスは南米のアマゾン川流域に生息する、熱帯魚でシクリッドの種類の仲間になります。ディスカスの名前は、体型が円盤(ディスク)のような形をしていることから名付けられました。この熱帯魚・ディスカスが日本で初めて紹介されたのは少し前といっても約40年前ですが、優雅な泳ぎっぷりに加えて、独特な円盤のようなフォルムと、体が美しい色彩で、現在でも熱帯魚の中では大変、人気がある熱帯魚のひとつです。また、熱帯魚・ディスカスの産卵方法はと言うと同じ、これもまた人気の熱帯魚である、シクリッド種のエンゼルフィッシュと大変、よく似ています。熱帯魚・ディスカスは、フ化した子供をディスカスのメスが体表から分泌しているもの、いわゆる"ディスカスミルク"で育てるという、興味深い特徴のある熱帯魚です。
熱帯魚・ディスカスは、熱帯魚の中でも飼育が大変むずかしく、病気にかかりやすい熱帯魚の部類に入るでしょう。餌や水質、または同じ水槽で飼育する熱帯魚、ろ過設備、水槽を設置する場所など、すべての条件が揃わないことには、調子を崩しやすい、非常に繊細な熱帯魚なのです。 それだけに、熱帯魚・ディスカスは、あなたが面倒を一生懸命みれば美しくなるという、手応えがある熱帯魚なので飼育しがいがあります。もちろんディスカス以外の熱帯魚でも同様なんですが、熱帯魚・ディスカスの場合、反応が特に際立ちます。 ターコイズなどの改良品種は、色彩がひときわ美しく、優雅に熱帯魚ショップで泳いでいるので、誰から見ても美しく見えますので非常に目を引くことでしょう。。しかし、それだけの理由でターコイズを衝動買いしてしまいますと大抵、後で後悔することが多いでしょう。 美しさだけを追及するために人工的な環境で飼育され、何世代にも渡り、繁殖してようやくひとつの品種として定着させたのがターコイズなどの改良品種です。そのような理由で、改良品種は、同じような環境でしか本当の美しさを見ることができないのです。そして、その環境を整えてあげるためには、結構な時間と手間、かなりのお金がかかってしまうので思ったほど簡単にできないのが現状です。