2007年11月4日日曜日

熱帯魚・プレコの飼育方法

■熱帯魚・プレコを飼う水槽のサイズプレコは、全般的におとなしい特性の熱帯魚ですので、自分の隠れる場所を流木などで作ってさえあれば、水槽のサイズが60センチ位でも小型プレコなら数匹、まとめて飼育することができます。ただし、大型プレコは縄張り意識が強く、自分の縄張りを作り、同じ種類のプレコ同士であっても争いを起こす可能性が高いので90センチ以上の大型水槽で一匹で飼うようにする方がいいでしょう。
■ろ過の重要性プレコは、コケを食べるだけでなく流木も削りとってしまいます。これは、プレコがヤスリみたいな吸盤状の口を持っているためでそのため、プレコを飼っている水槽内にはゴミが溜まりやすくなってしまいます。ですからプレコを飼っている水槽の濾過は頻繁に掃除しなくてはいけない、掃除が邪魔くさい底面フィルターよりも、掃除がしやすい投げ込み式のフィルターや上部フィルターを使用する方が効率いいです。また、他の熱帯魚と混泳させていてどうしても底面フィルターを使用しないといけないときは、吸水力の強い外部フィルターや上部式のフィルターを併用するなどして、底床にゴミが溜まりにくくする工夫が必要です。複数のろ過システムを組み合わせることで、プレコ(特に大型種)は、水の悪化にとても敏感なんですが、プレコにとって住みやすい環境が構築できます。また、プレコにとって快適な水は、溶存酸素量が多い澄んだ水ですので、フィルターの出水を工夫して、強めの水流で酸素を水中に多く溶けこませるようにしてあげるといいでしょう。
■プレコに適した水質と水温プレコは様々な環境にもともと生息していたので、プレコにより好む水質も変わってきます。他の熱帯魚と混泳させる目的の人気の種類のプレコでしたら、水質は中性ぐらいに調整するのが良いでしょう。水温も20~26℃の範囲であるならあまり問題はありません。 ただし、プレコは高水温や水質の急激な変化に弱い面もありますのでその点は特に注意してあげてください。夏場に水槽内の水温が高水温になってしまうようなら、水中の溶存酸素を確保する必要もありますので充分にエアーポンプでエアーレーションをしてあげたり、水換えをするときに同時にろ過槽の掃除をしないなど、できるだけ注意して飼育してあげるようにしてください