2007年10月27日土曜日

熱帯魚・エンゼルフィッシュの成育方法

■熱帯魚・エンゼルフィッシュを飼育する水槽の大きさ熱帯魚・エンゼルフィッシュを飼育する水槽は、最低でも60センチぐらいの幅のものを用意しましょう。というのは、熱帯魚・エンゼルフィッシュが成魚になった時のことを考えておかないといけないからです。 また、熱帯魚ショップでは、約2~3センチ位の大きさの幼魚が安く売られています。その幼魚なら小さい水槽でも飼育することはできますが、何匹かを一緒に飼う場合や他の種類の熱帯魚と一緒に飼育する場合は、60センチ水槽が必須でしょう。 しかし、成魚にまで成長したら、ヒレが長く伸びて、60センチある水槽でもかなり窮屈そうに見えてしまうほど大きくなることを頭に入れておきましょう。熱帯魚・エンゼルフィッシュだけに限らず他の熱帯魚を飼育するときも水槽の大きさにある程度余裕を持たせることによって管理もしやすくなりますし、魚の成長も阻害されず、順調に育っていきます。
■ろ過について水槽の水のろ過は、外部式のパワーフィルター、上部フィルター、底面フィルターなど自分の好みや予算に合わせてどれを使っても大きな問題はないです。その中でも万人にお勧めなのが、部分的な水換えや水槽の掃除など、日常の水槽の管理がしやすい、人気の上部フィルターがオススメです。価格も安いです。ろ材に使用するのは、「大磯砂」と呼ばれる砂でいいでしょう。できれば水のpH(ペーハー、水中に含まれる水素イオン濃度のこと。pH7が中性で、それよりも高ければアルカリ性、低ければ酸性という水の性質を示す一つの基準です。熱帯魚を飼育するには、これを目安にして水質を調整します。)が上がらないようなろ材を使用するようにしましょう。
■熱帯魚・エンゼルフィッシュが好む水質と水温熱帯魚ショップで売られいるほとんどのエンゼルフィッシュが東南アジアなどで養殖されたものです。熱帯魚・エンゼルフィッシュは、水質の変化にも柔軟に適応しますので、ご家庭の水道水のカルキを中和させただけの水で飼育が可能です。 しかし、もともと自然の熱帯魚・エンゼルフィッシュが多く生息している河川は弱酸性から中性の水質ですから、自然に近くなるように弱酸性から中性の水質の環境を作ってあげるだけで熱帯魚も元気に育ちます。水質は、ろ材だけで考えず、底砂でも大磯砂などpHをあまり上げないものを使用するのが良い水環境を作りだします。水温はだいたい25-28℃の間を保つようにしましょう。