2007年11月4日日曜日

熱帯魚・プレコの飼い方考察

熱帯魚・プレコは、ナマズの仲間で南米を主な生息地とします。昔から"プレコ"の愛称で多くの愛好家に親しまれている熱帯魚です。主な生息地である、アマゾン川の上流の清流域から下流の泥中まで生息域は幅広く、その種類も200種以上はいるといわれるくらい数多く生息しています。プレコのウロコは体全体を堅く覆っていてまるで鎧のようで、その姿は、かなり頑強にみえる熱帯魚です。 プレコは、ひとつの場所で落ち着くと、その場所にとどまり、行動範囲は狭くなり、昼間はほとんど動かず、夜になってようやくゆっくり餌を探し始めます。流木や岩についたコケをヤスリのような吸盤状の口で削り取るという一風変わった習性を持つプレコの仲間もいます。そのことが水槽内のコケ取りとして注目され、大変役立つことから、人気がある熱帯魚なのです。 また最近では、美しい種類の水玉・ゼブラ模様など色々な模様のプレコが輸入されるようになってからは、水槽内のコケ取りという脇役でしかなかったプレコたちが注目を集めるようになり、プレコをコレクションにする愛好家も増えています。
プレコ単独で飼育する場合も、他の熱帯魚と一緒に混泳させる場合であっても、流木をいくつか水槽の中においてあげましょう。特にプレコを何匹か一緒に飼育する場合には、流木以外にも植木鉢や岩などを使って、各々の隠れる場所を必ず用意してください。 また、プレコは植物性の餌を好むので、水草はプレコに間違いなく食べられてしまいます。どうしても水草を水槽の中に植えたいなら、プレコに食べられることがないようにプレコに十分な餌を与えるようにしましょう。 しかし、あまりお勧めできません水槽の底に敷く底砂は大磯砂で問題ないですが、底面フィルター以外を使用するなら、川砂や大きめの石だけを底砂に使うのもいいでしょう。。プレコの特性として、なんでも張り付く習性があり、よくむきだしになったヒーターにも張り付いてしまうことがあります。事故を防ぐ意味でも必ず、ヒーターには専用のカバーをつけて、プレコが火傷することがないように注意してあげてください。
■プレコと他の熱帯魚との混泳プレコを他の熱帯魚と一緒にする混泳させるときの注意として、セベラムやディスカス、エンゼルフィッシュなど表面積の多い熱帯魚や肺魚または、ポリプやガーなどの動作の鈍い熱帯魚は、体表をプレコになめられてしまい、弱ってしまうので注意しましょう。 しかし、小型プレコであれば南米産の小型シクリッドやテトラ類などと一緒に飼育することは問題ありません。