2008年6月18日水曜日

海水魚飼育に必要な器具

海水魚の飼育方法は基本的には淡水の
熱帯魚と同じです。

飼育する水が海水か淡水かだけの違い、
水槽に入れる熱帯魚が海水か淡水かだけの
違いといえます。

とはいえ、難易度的にいえば海水魚の方が
難易度が高いのでいきなり海水魚の
飼育にチャレンジするより淡水魚で
経験を積んだ方がいいことは間違いありません。

では、海水魚の飼育に必要なものを
見てみましょう。

熱帯魚ショップでは海水魚飼育セットとして
セットで売られていますでのそのセットを
購入してもいいですし、器具単体を
自分で選んで購入するのも楽しいです。

●水槽
淡水より海水の方が汚れやすいので
水量が少ない、小型水槽より60㎝以上の
水槽がお勧めです。

●ろ過装置
上部ろ過、外部ろ過、オーバーフローの
どれかでいいと思います。

私的には海水魚にはオーバーフローが
一番適していると思いますが
価格的に高くなりますので上部ろ過で
十分だと思います。

●底砂
淡水魚と違い、海水魚はアルカリ性の水質を
好みますので底砂はアルカリ性を
キープしやすいサンゴ砂がベストです。

●照明器具
水槽の上に置く蛍光灯タイプが主流で
海水魚だけ飼育するのであればこの照明で
問題ありませんがサンゴを飼育する場合は、
できればメタルハライドランプを用意した方が
いいでしょう。

サンゴにはメタルハライドランプが必須という方も
いますが私の経験上、蛍光灯でも照明時間を
長くしてやれば問題ありません。

●ヒーター&サーモスタット
説明するまでもないでしょう(笑)

●エアーポンプ
海水魚は酸素が豊富な環境を好みますので
ろ過装置とは別にエアーポンプで空気を
送り込んであげる方がいいです。

必須というわけではありませんが
あれば、ないよりはいいと言った感じです。

●比重計
淡水では必要がないもので海水魚飼育に
必要なものの代表的な器具です。

海水の水槽は水分が蒸発しますので
そのままにしておくと塩分濃度が濃くなります。

そのため、比重計で塩分濃度を測ってやり、
適切な塩分濃度に調節してやる必要があります。

●水温計
海水魚も温度の変化には弱いので
水温の変化には注意が必要です。

●海水の素
海水魚の飼育には不可欠なものです。
各メーカーから様々な海水の素が売られていますが
どれを選んでも構いませんので好みで
決められるといいでしょう。

結構、量を使いますので案外高くつくのが悩みです。

だからといって家庭の塩で代用は無理です。

●各種試薬
水質のチェックに必要です。

●各種エサ
飼育する海水魚により、若干違いはありますが
海水魚のエサといわれるフレークタイプのものが
使いやすいでしょう。

冷凍エサや生き餌などもあった方がいいですが
特に生き餌は手に入れにくい場合もありますので
出来ればフレークタイプのエサに海水魚を
慣らす方がいいでしょう。



あればあった方がいい器具

下記に紹介する器具はなくても問題ありませんが
あった方が飼育が楽になる器具です。

●プロテインスキマー
物理的ろ過装置で主に海水の汚れのたんぱく質を
取り除きます。

買えばそこそこ値段がするプロテインスキマーですが
プロテインスキマー 自作などで調べると
自作例が見つかり、簡単に自作することが出来ますので
自作して設置してみるのもいいと思います。

結構、役に立つ器具です。

●殺菌灯
紫外線のランプにより水中の菌を殺菌します。
主に病気予防の目的で使用します。

脱臭、コケ予防の効果もあるということですが
コケ予防はあまり当てにしない方がいいでしょう。

病気予防の効果は高いのですが難点は、
水温を若干あげるのと180日でランプ交換しないと
いけないのでランニングコストが高くつく点です。

●オゾナイザー
殺菌灯とほぼ同じ働きをします。
殺菌灯より安いのですがオゾンの扱いが難しいので
あまりお勧めできません。

どうしても使いたい方はショップできちんとした
扱い方を聞くなり、ネットでオゾナイザーの
使い方を調べ、熟知した上で使って下さい。

●クーラー
あった方がいいと言うより最近では絶対用意した方が
いいものかもしれません。

海水魚は淡水魚より高水温に弱いので
夏場はクーラーで冷却してやるほうがいいです。

淡水魚であればファンでもいいのですが
ファンは、気化熱で冷却しますので
海水魚の場合、海水での飼育ですので
ファンを使うと水分がすぐに蒸発してしまい、
塩分濃度がすぐに濃くなってしまいます。

その為、調整をこまめに行わないといけないので
ファンでの冷却は現実的ではありません。

そう言う意味でクーラーを使った方がいいのですが
価格が高いのがネックです。

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