2008年2月4日月曜日

オトシンクルス

コケを食べてくれる熱帯魚の代表格がオトシンクルスです。
南米のアマゾン川中心に広く生息している熱帯魚です。
体長は、3㎝ぐらいが中心で大きくても10㎝以内です。

通常、熱帯魚ショップでオトシンクルスといわれて売られているものは、
ほぼオトシンクルス・ヴィッタートスという種類になります。

後は、オトシンクルスネグロ、タイガーオトシン、ゼブラオトシンなどが
よく売られています。

ただ、コケを取るためだけならオトシンクルス、オトシンクルスネグロで
いいでしょう。

タイガーオトシン、ゼブラオトシンは、見た目は綺麗ですが
そのぶん、価格も効果なのでコケ取りとして飼育するのはもったいないです。

タイガーオトシン、ゼブラオトシンの場合は、単独で飼育するか
オトシンクルスだけの水槽で飼育する方が楽しめます。

さて、少し話が脱線しましたがコケを食べてもらう為の
熱帯魚としてのオトシンクルスですが全てのコケを食べてくれるわけではありません。

オトシンクルスが食べてくれるコケは、ガラス面や水草に生えてくる、
珪藻、斑点状藻といわれる、茶色や緑色のコケで髭状藻や藍藻は食べてくれません。

また、コケを食べてくれる能力は、オトシンクルスネグロの方が優秀です。

温和な魚で、主にコケだけを食べますので
仮に他の熱帯魚の稚魚がいても食べられる心配がほとんどありませんので
オトシンクルスが食べられる大きさの口を持つ、熱帯魚以外との
混泳は、全く問題ありません。

一つ、注意しないといけないのが水槽内のコケがなくなると
食べるものがなくなりますのでよく餓死させてしまうケースがあります。

ですからコケが減ってくれば、オトシンクルスのためにエサを
用意してあげる必要があります。

プレコ用のタブレットがあれば、それを与えるといいですし、
ない場合は、ゆでたほうれん草や日の当たる所にバケツに水を
入れて、割れた植木鉢のかけら、ガラスのかけらをいれておくと
すぐにコケが発生しますのでそれを水槽に入れてやるとよいでしょう。

では、実際に水槽にオトシンクルスを投入する数ですが
コケが見苦しいぐらいの60センチ水槽でいっきにコケを減らした場合は、
10匹くらい、通常であれば2匹ぐらいでいいでしょう。

多く入れるとコケはすぐに減りますが餓死してしまうオトシンクルスが
増えてしまいます。

このようにオトシンクルスは、コケ取りとして飼育することがメインですが
上記のタイガーオトシンやゼブラオトシンのようにオトシンクルスだけで
飼育するのもひとつの楽しみ方です。