2008年2月15日金曜日

ビーシュリンプ

ビーシュリンプは、ミナミヌマエビよりさらに小型のエビで
育っても体長3㎝ぐらいまでの大きさです。

身体が小さい分、コケ取り能力も劣りますが
どちらかといえばコケ取りよりも観賞用として人気が高いです。

通常、ビーシュリンプと言えば白黒の縞模様が特徴です。

最近では、このビーシュリンプから突然変異した、
赤と白のレッドビーシュリンプも販売されています。

そのため、区別するためにビーシュリンプを色により、
黒ビー、赤ビーと呼び分けたりしている場合もあります。

レッドビーシュリンプについては、又、別に詳しく説明します。

さて、本来のビーシュリンプですが現在では、元来の生息地である、
香港のビーシュリンプがほとんど採取できなくなったため、
ブリーダーが育てた個体かニュービーシュリンプなどと呼ばれる、
厳密には、ビーシュリンプと呼べないビーシュリンプも売られています。

こだわりがなければそのようなビーシュリンプでもいいでしょうが
こだわりがある人は、本物とか元祖として名付けられて売られているビーシュリンプを
買うのがいいでしょう。

飼育方法は、特に難しい点はありませんが他のエビと同じく水質には、
弱い面がありますので特に水槽に導入するときに時間をかけてゆっくりと
水合わせをしたうえで水槽へ移してやって下さい。

あと、高水温にも弱いので夏場の水温管理には、気をつけるようにして下さい。

繁殖も楽しめますのでやはりコケ取りとして導入するよりは、
ビーシュリンプ単独で飼育する方がいいでしょうね。

2008年2月10日日曜日

イシマキガイ

貝類もコケ取りとして昔から重宝されてきました。
ただ、イシマキガイが登場するまでは、
水草を食害する、爆殖する貝ばかりで
あまり貝をコケ取りとするのは推奨されてませんでした。

イシマキガイの登場により、やっと貝類のコケ取り能力が認められて
結構、多くの水槽でコケ取りとして用いられるようになりました。

イシマキガイは、淡水では繁殖しないので水槽内で
爆殖することもなく、オトシンクルスよりもコケ取り能力が高いです。

欠点はひっくり返ると自分で起き上がることができないので
死んでしまいます。

滅多にあることではありませんが万が一、ひっくり返っているイシマキガイを
見つけたらすぐに起こしてあげてください。

あと、イシマキガイは、水質は、酸性化すると弱りますので中性ないし、最悪でも
弱酸性で飼育してあげてください。

最近では、亜種のサザエイシマキガイ、カラーイノコガイも登場し、
見た目も鑑賞に適した種類が出てきています。

イシマキガイ単独でもコケ取り能力は、高いですがオトシンクルスや、
ミナミヌマエビと組み合わせると更に効果が期待できますので
組み合わせて水槽に投入することがお勧めです。

2008年2月7日木曜日

ミナミヌマエビ

ミナミヌマエビは、ヤマトヌマエビほど大きくないエビで
コケ取り能力もヤマトヌマエビと比べると劣ります。

しかし、ヤマトヌマエビと違い、水草を食べることもなく、
同じ水槽に入れている、熱帯魚を襲って食べることがないので
安心して混泳させることが出来ます。

どうしてもコケを早く除去したいのであれば、投入する、
ミナミヌマエビの数を増やせば、コケは早くなくなります。

ミナミヌマエビは、コケがなくなっても他の熱帯魚を
襲ったり、餓死したりすることはほとんどありません。

熱帯魚の残餌や流木などを入れているとそれをツマツマしています。

といってもエサがない状態では、長生きできませんので
コケがなくなれば、コリドラス用のタブレットを
与えてあげるといいでしょう。

また、ミナミヌマエビの魅力として、身体の模様が
バリエショーンに富み、ミナミヌマエビ単独で鑑賞していても楽しいですし、
ヤマトヌマエビと違い、淡水で繁殖可能ですので
水槽でも繁殖が楽しめる点です。

繁殖方法も簡単でミナミヌマエビを数十匹飼育していれば、
そのうち何匹かが抱卵します。

ミナミヌマエビの卵は、大きいので抱卵しているメスがいれば、
すぐにわかります。

ミナミヌマエビ単独で飼育しているのであれば
そのままで構いませんし、熱帯魚と混泳させている場合は、
確実に稚エビを育てたいのであれば、抱卵しているミナミヌマエビを
別水槽に移し、隔離します。

孵化するまで約1ヶ月くらいかかります。

水温や状況が整っていると産卵が終わって1ヶ月もすると
次の卵を抱卵することもあります。

このようにミナミヌマエビは、爆殖しやすいので
その点にも注意が必要です。

あと、注意点としては、ヤマトヌマエビと同じく、水質の変化に弱く、
ヤマトヌマエビより小さいので少し大きい熱帯魚であれば、
ミナミヌマエビは、食べられる危険性が増します。

繁殖も楽しめますのでミナミヌマエビはコケ取りとしてだけ
飼うのは、少しもったいないのでコケを食べてもらった後も
しっかりとケアして飼育を楽しみましょう。

2008年2月6日水曜日

ヤマトヌマエビ

オトシンクルスがコケを食べてくれる熱帯魚の代表格なら
ヤマトヌマエビは、コケを食べてくれるエビの代表格です。

おそらく、私の経験からいえばコケを食べてくれる能力は、
色々な熱帯魚、エビ、貝の中で一番ではないでしょうか。

ヤマトヌマエビは、体長3~4センチでメスの方が若干大きいです。
特に髭状藻を食べてくれるので髭状藻が繁茂している水槽に有効です。

アオミドロも食べてくれるという説もありますが
確かに少しは効果あるみたいですがアオミドロに対しては、
あまり期待したい方がいいと思います。

さて、コケ取り能力の高いヤマトヌマエビですがいい面ばかりではありません。

コケがあるうちはいいのですが食欲が旺盛なため、
コケがなくなると水草を食べてしまいます。

特に柔らかい葉の水草を入れている水槽は、危険です。

他にも弱っている熱帯魚がいると攻撃をして、食べてしまいます。
場合によっては、弱っていなくてもヤマトヌマエビと同じくらいの
大きさの熱帯魚だと攻撃して弱らせて食べてしまうこともあります。

私もネオンテトラが数十匹群泳している水槽にヤマトヌマエビ10匹を
コケ取り要員として導入したところ、コケを食べ尽くしたヤマトヌマエビが
群れになって元気なネオンテトラを襲い、
弱らせて食べてしまったケースもあります。

このように食欲旺盛ですので餌を食べるのが苦手なコリドラスなどと
一緒に入れるとコリドラスがエサを食べる前に
ヤマトヌマエビが食べ尽くしてしまいます。

ですからコケ対策としてコケが生えた水槽にヤマトヌマエビを
導入して2~3日でコケが綺麗になればヤマトヌマエビは、別水槽に移して
単独で飼育してコケが出れば、またその別水槽から移してやるという方が
いいでしょう。

あと、注意点としては、エビが好きなエンゼルフィッシュやディスカスなどの
シクリッド系の熱帯魚がいる水槽に入れると
ヤマトヌマエビが食べられてしまいます。

飼育時の注意としては、水質の変化に弱いので水替え時や病気治療の薬品の
使用、ヤマトヌマエビがいる水槽の近くでの殺虫剤の使用などに
注意が必要です。

繁殖も可能ですがヤマトヌマエビは、両側回遊性で親エビは淡水、
幼生は、汽水で塩分が必要です。

そのため、幼生のための汽水水槽を用意してやらないといけないですし、
ある程度大きくなれば淡水へ移してやらないといけないので
そのタイミングも難しく、ヤマトヌマエビが抱卵しても繁殖させるのは、
難しいです。

2008年2月4日月曜日

オトシンクルス

コケを食べてくれる熱帯魚の代表格がオトシンクルスです。
南米のアマゾン川中心に広く生息している熱帯魚です。
体長は、3㎝ぐらいが中心で大きくても10㎝以内です。

通常、熱帯魚ショップでオトシンクルスといわれて売られているものは、
ほぼオトシンクルス・ヴィッタートスという種類になります。

後は、オトシンクルスネグロ、タイガーオトシン、ゼブラオトシンなどが
よく売られています。

ただ、コケを取るためだけならオトシンクルス、オトシンクルスネグロで
いいでしょう。

タイガーオトシン、ゼブラオトシンは、見た目は綺麗ですが
そのぶん、価格も効果なのでコケ取りとして飼育するのはもったいないです。

タイガーオトシン、ゼブラオトシンの場合は、単独で飼育するか
オトシンクルスだけの水槽で飼育する方が楽しめます。

さて、少し話が脱線しましたがコケを食べてもらう為の
熱帯魚としてのオトシンクルスですが全てのコケを食べてくれるわけではありません。

オトシンクルスが食べてくれるコケは、ガラス面や水草に生えてくる、
珪藻、斑点状藻といわれる、茶色や緑色のコケで髭状藻や藍藻は食べてくれません。

また、コケを食べてくれる能力は、オトシンクルスネグロの方が優秀です。

温和な魚で、主にコケだけを食べますので
仮に他の熱帯魚の稚魚がいても食べられる心配がほとんどありませんので
オトシンクルスが食べられる大きさの口を持つ、熱帯魚以外との
混泳は、全く問題ありません。

一つ、注意しないといけないのが水槽内のコケがなくなると
食べるものがなくなりますのでよく餓死させてしまうケースがあります。

ですからコケが減ってくれば、オトシンクルスのためにエサを
用意してあげる必要があります。

プレコ用のタブレットがあれば、それを与えるといいですし、
ない場合は、ゆでたほうれん草や日の当たる所にバケツに水を
入れて、割れた植木鉢のかけら、ガラスのかけらをいれておくと
すぐにコケが発生しますのでそれを水槽に入れてやるとよいでしょう。

では、実際に水槽にオトシンクルスを投入する数ですが
コケが見苦しいぐらいの60センチ水槽でいっきにコケを減らした場合は、
10匹くらい、通常であれば2匹ぐらいでいいでしょう。

多く入れるとコケはすぐに減りますが餓死してしまうオトシンクルスが
増えてしまいます。

このようにオトシンクルスは、コケ取りとして飼育することがメインですが
上記のタイガーオトシンやゼブラオトシンのようにオトシンクルスだけで
飼育するのもひとつの楽しみ方です。

2008年2月2日土曜日

コケを食べてくれる魚、エビ、貝

熱帯魚を飼育していると悩まされるのがコケです。

水質管理や照明を管理していてもいつの間にかコケが発生します。

水槽のガラス面にできたコケは、掃除の時などにコケ取りを
使うなどして取ればいいのですが
水草や場合によっては、底砂に出来たコケは、なかなか簡単に
取ることが出来ません。

そこで出来るだけ、コケ取りの手間を省くために、
コケを食べてくれる魚やエビ、貝などを熱帯魚と一緒に
飼育してコケ対策をします。

コケを食べてくれる魚としてオトシンクルス、オトシンクルスネグロが有名です。
オトシンクルスネグロの方がコケ取り能力は高いです。

エビでは、ヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビになり、
貝では、イシマキガイなどが代表格となります。

では、これらのコケを食べてくれる魚、エビ、貝のうち、
どれかを適当に水槽に入れておけばいいのでしょうか?

答えとして、その考えは正しくありません。

飼育している熱帯魚によって入れる種類を考えないといけませんし、
発生しているコケの状況によっても変えないといけません。

詳細については別途、説明しますがここで一つ覚えておいて欲しいのが
これらのコケを食べてくれる、魚、エビ、貝はあくまでも
コケ対策の補助です。

これらのコケを食べてくれる、魚、エビ、貝を入れたからといって
水質管理や照明管理を怠るとコケは減るどころか増えてしまいます。

熱帯魚水槽のコケ対策として水質管理が最も重要で続いて照明管理、
そして補助としてこれらのコケを食べてくれる、魚、エビ、貝を
熱帯魚と一緒に飼育します。

アジアアロワナの動画集

なかなか実際に見ることができない、優良アジアアロワナの動画です。

最初の動画は、優良なアジアアロワナが群泳しています。
迫力満点の動画です。

次の動画は、アジアアロワナの特徴が紹介されていますので
アジアアロワナを購入する際に参考になります。

その次は、過背金龍と紅尾金龍の動画です。
どちらも大変綺麗なアジアアロワナです。

残りの3点の動画は、コンテストで賞を取ったアジアアロワナの動画です。
賞を取る、アジアアロワナとはどういったものかわかります。