2008年1月27日日曜日

熱帯魚アロワナ 水槽の選び方

アロワナは、どの種類も大型になるために水槽選びにも
細心の気配りが必要です。

まず、横幅ですが最低でも120㎝は必要です。
シルバーアロワナの場合は150㎝は必要です。

高さは45㎝でいいでしょう。

奥行きは、60センチがベストですが
ブラックアロワナは45センチでも大丈夫でしょう。

ただし、買ってきたばかりの稚魚や幼魚クラスの
アロワナをいきなり、この大きさの水槽に
入れるのは止めて下さい。

これは、アロワナが売られている熱帯魚ショップで
大抵、60㎝か90㎝ぐらいの大きさの水槽で
飼育されていますのでいきなり大きな水槽に放つと
自分の居場所が定まらず、落ち着きがなくなり、
ジャンプを繰り返したり、餌を食べなくなったりするからです。

ですからある程度の大きさにアロワナが育つまでは、
60㎝、90㎝の水槽で飼育するようにして下さい。

場所の関係などでこの大きさの水槽を別に用意できない場合は、
あまりお勧めできませんが
大型水槽に仕切り版を付けてスペースを小さくして飼育するのも
一つの方法です。


水槽の材質ですが大型になりますので軽くて割れにくく、
また、濾過の方法としてオーバーフローを選んだ場合、
オーバーフローの加工もしやすいのでアクリルがいいでしょう。

アクリルの欠点は、細かいキズがつきやすく、曇りやすくなりますので
その点は、注意が必要です。

また、アクリルにも材質の違いがあり、キャスト板と押し出し板が
あります。

キャスト板の方がよいのでキャスト板、そして国産のキャスト板が
使われているものがベストです。

アクリル水槽の場合、水槽の厚さも問題になります。
水深によって違ってきますが45㎝の高さの水槽であれば、
10㎜以上の厚さが必要です。

150センチクラスの水槽になると水を入れると水槽全体の重量が
1トン近くになります。

水槽を置く場所の強度には十分気をつけて下さい。

水槽の底には、アロワナの目垂れ予防にもなりますので
黒いアクリル板を使用するなどした方がいいでしょう。

アロワナによっては、後ろと横も黒いアクリルを使用するか
黒のバックスクリーンを利用した方がアロワナの発色がよくなります。
ただし、アロワナによっては逆に目垂れを起こしたり、
平行感覚をなくす場合もありますので一概にお勧めできる方法ではありません。

水槽のフタですがアロワナを飼う場合は、必ず必要です。
アロワナは少しの隙間があればジャンプして飛び出してしまうことが
ありますので隙間のないフタで軽いフタならジャンプで飛ばしてしまいますので
鉄アレイや水を入れたペットボトルなどでおもしをするか
ボルトやスライドロック式のフタを必ず、利用して下さい。

アロワナの死亡原因の多くは、飛び出しによるものです。

以上がアロワナを飼育する水槽の選び方ですが
これだけの条件を満たすと水槽だけで10万以上は確実にかかります。