2008年1月31日木曜日

アジアアロワナの種類

アロワナの中で人気が一番高いのがアジアアロワナです。

そのアジアアロワナの種類ですが細かく分類すると
きりがありませんので主要な5種類について説明します。

とはいえ、5種類の中でもバリエーションがありますので
おおまかな説明となります。

他の種類のアジアアロワナも大抵、この5種類から
品種改良などで作り出されたものです。

■紅龍 レッドアロワナ
原種は、インドネシア、カリマンタン島に生息。
成魚になると血のように真っ赤に発色する事から血紅龍。
また、鱗の縁が赤唐辛子のように盛り上がって赤くなり、
頭部が反り返って体高の出る地域変異個体は辣椒紅龍。
また、このように発色する前のオレンジから黄色の間の色の個体を橘紅龍。

この3種類が紅龍と呼ばれます。

若くてまだ、発色がいまいちでも発色が期待できるもの、
成熟して真っ赤な個体、体高があるもの、スプーンヘッドといわれる、
頭が小さく、体高が高いものが人気があります。

紅龍自体、アジアアロワナの中でも高価で通常個体でも
30万程度するものがざらですがこれらの人気の高い個体は、
100万以上するものもあります。

■過背金龍 マレーシアゴールデン
マレーシア、アルポンス水系が原産地です。
文字通り、金色のアロワナで金色が背中を超えているアロワナです。
真っ赤に光る目も特徴です。

バリエーションとして藍底、金底があり、色の違いで
そう呼ばれています。

過背金龍も価格が高く通常で30万程度、優良個体や
突然変異個体は100万円を軽く超えます。

■紅尾金龍 レッドテールゴールデン
インドネシア、スマトラ島原産のアロワナです。
身体が金色で尾が赤なのが特徴です。

マレーシアゴールデンに対してインドネシアゴールデン、
あるいはスマトラゴールデンと呼ばれる事もあります。

また、金色が鱗の5列まで入るものを高背金龍と
呼んでいます。

過背金龍より安い価格で平均的に10万円前後のものが
多いようです。

過背金龍までは買えないけれど金龍を飼育してみたい方に
お勧めのアロワナです。

■黄龍 バンジャール
インドネシアのカリマンタン島、バンジェルマシン郊外の川で
採取されたことからバンジャールと名付けられました。

尾鰭、尻鰭、背鰭だけが赤もしくは、黄色に発色します。

鱗は発色しません。

日本では、紅龍の偽物としてのイメージがあるため、
あまり人気はありませんが価格も5万円前後と安いので
アロワナ入門種として飼育されるのもいいと思います。

■青龍 グリーンアロワナ
青龍は、広範囲に生息して絶滅が心配される、
アジアアロワナの中では、最も数が多いアロワナです。

この青龍は、個体別のバリエーションが豊富なのも特徴です。

アジアアロワナの中で価格が最も安く、
2万円前後で購入できますのでアジアアロワナ入門種として
最適なアロワナです。

一点、注意すると気性が荒い傾向にあるので混泳や
複数飼いが難しいです。