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2008年6月23日月曜日

熱帯魚飼育におけるフィルター(ろ過装置)の選び方

熱帯魚飼育にとって欠かせない器具というよりは、
観賞魚飼育全般に欠かせないのが
フィルター(ろ過装置)です。

フィルター(ろ過装置)の役割は、
大きく分けて二つあります。

まず、水槽内で生じる大きなゴミの除去です。
熱帯魚の糞、エサの食べ残し、枯れた水草の一部などを
水槽内から取り除き、もう一つのフィルター(ろ過装置)の
役目でもある生物ろ過を助ける機能です。

もう一つは前記でも述べましたがフィルター内の
ろ材にバクテリアを繁殖させて生物ろ過を
行うことです。

熱帯魚飼育初心者の内は、
物理ろ過を重視してしまいがちですが
実は生物ろ過の方が重要です。

これは熱帯魚水槽の水質でも説明していますが
生物ろ過を行うことで目に見えない熱帯魚には
有毒な物質を無害な物質へと変えて
熱帯魚にとって住みやすい水を作る必要があるからです。

ただし、フィルターによる生物ろ過にも
限界があります。

それは生物ろ過を行うことで最終的に有害な物質が
硝酸塩になってしまい、この硝酸塩そのものは
ほとんど無害ですが硝酸塩が酸性のため、
硝酸塩が増えすぎると水槽の水を酸性に
してしまいますし、硝酸塩は、水草の栄養になりますが
多すぎると水草が吸収しきれず、コケの発生を
招きます。

そのため、フィルター(ろ過装置)を設置しているから
水質管理は万全と思わず、適宜、水替えも行う必要があります。

フィルター(ろ過装置)は、水質管理装置ではなく、
水質の悪化を遅らせる装置であると思っておいて下さい。

さてそのフィルター(ろ過装置)ですが
現在、様々なタイプが発売されています。

上部式、底面式、投げ込み式、外掛け式、外部式など
多種多様なフィルター(ろ過装置)を熱帯魚ショップや
ホームセンターの熱帯魚コーナーで見かけると思います。

性能も価格も様々でどのフィルター(ろ過装置)を
選んでいいか悩む人も多いと思います。

基本的な60センチで水槽で熱帯魚メインに飼育する場合は、
上部式が価格も安く、ろ過能力、酸素供給能力も高く、
メンテナンスもしやすいので初心者の方にはお勧めです。

ただ、上部式フィルターを買われると専用のろ材
(主にウールでできたもの)だけを使われる方がいますが
ウールだけだと物理ろ過には最適ですが
生物ろ過がほとんど出来ませんので生物ろ過ができる
ろ材を下に敷くようにしてください。

補助として投げ込み式フィルターや外掛け式フィルターを
併用するのもいいでしょう。

予算に余裕があれば、生物ろ過の能力の高い外部式フィルターを
使うのがベストでしょう。

最近は、小型の水槽でも使える外部式フィルターも
ありますので小型の水槽のフィルターとしてもお勧めです。

外部式フィルターの弱点として価格が高め。
あとは、酸素供給能力が落ちますので
熱帯魚を多く飼われる場合は、投げ込み式フィルターなどで
酸素供給を補助してあげるようにして下さい。

水草メインの水槽の場合は、上部式では
CO2が逃げやすいので密閉でCO2を逃さない構造の外部式が
ベストです。

外掛け式フィルターは主に小型水槽での利用が
メインとなります。または、外部式フィルターなどの
サブフィルターとしてよく利用されています。
欠点としては、
専用のろ材を使用するためにランニングコストが
結構かかりますし、外掛け式は生物ろ過が弱いので
注意が必要です。

底面式フィルターは安価で底砂をろ材として
利用しますので生物ろ過能力は優れています。

底面式フィルター欠点としては
底砂に埋め込みますのでメンテが邪魔くさいのと
細かい砂やソイルなどは目詰まりをおこすので
使えない点です。

あとは、オーバーフロー方式といわれる
ろ過方法もあります。
ろ過能力は高いですが大がかりな設備が
必要ですので大型魚や海水魚を本格的に
飼育する場合以外は、他の方式でも十分でしょう。

このようにフィルター(ろ過装置)には、
それぞれ特徴がありますので
飼育される環境や予算にあわせて
フィルター(ろ過装置)を選ばれるといいでしょう。

また、違うフィルターを複数設置して
欠点を補って使うのもいいと思います。

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2008年6月8日日曜日

熱帯魚 暑さ対策

夏になれば気温が上がると共に水温も上昇します。
近年では5月でも30℃を超える日もありますね。

そうなってくると熱帯魚の水槽の暑さ対策が必要になってきます。

熱帯魚だから暑さに強いので暑さ対策が必要ないと
思われる方もいますが大抵の熱帯魚は、
水温が30℃を超えると体調を崩します。

ですから寒さ対策も当然必要ですが
暑さ対策も重要になってきます。

まず、水槽の置く場所ですがけっして日当たりのよい場所に
置かないことです。

金魚などを窓辺で飼われていた方もいると思いますが
熱帯魚ではけっして日当たりのよい場所に水槽を
設置する事は止めて下さい。

日が当たっている昼間の水温と日が当たらない夜の水温との
温度差が激しいのでたんに暑いより熱帯魚へのダメージが
大きいです。

つぎに日の当たらない場所に水槽を置きますので
照明を設置しますがこの照明は結構、熱を持ちますので
暑い間は、照明器具を持ち上げるライトリフトで
持ち上げ、熱を逃がしてやるようにします。

場合によっては夜だけ照明をオンにし、
昼間は照明をオフにして昼夜逆転させることも有効です。

飛び出さない熱帯魚なら水槽のフタも取り除いて
あげた方がいいでしょう。

そして状況にもよりますができるだけ窓を開け、
風通しをよくしてあげることも必要です。

これだけでもかなり水温の上昇は防げますが
熱帯魚を飼育されている環境によっては、
全て出来ない場合もあります。

そんなとき、有効なのが水槽用のファンです。
たかがファンですがファンの風を水槽の水面に
当たるように設置してやると水温が約2~3℃下がります。

かなり有効な暑さ対策ですが欠点としてはややうるさいのと、
水槽の水の蒸発が早くなりますので水量には注意して下さい。

資金に余裕がある方は、水槽用のクーラーを設置すれば完璧です。

また、複数の水槽がある場合は、家庭用クーラーで
部屋ごと温度管理するという方法もあります。

電気代がかかりそうですが複数の水槽に個別に暑さ対策するよりは、
長い目で見るとランニングコストは安く済みます。

地球温暖化の影響でだんだん暑い時期が長くなってきていますので
熱帯魚の暑さ対策も十分に気をつけて下さい。

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2008年2月2日土曜日

コケを食べてくれる魚、エビ、貝

熱帯魚を飼育していると悩まされるのがコケです。

水質管理や照明を管理していてもいつの間にかコケが発生します。

水槽のガラス面にできたコケは、掃除の時などにコケ取りを
使うなどして取ればいいのですが
水草や場合によっては、底砂に出来たコケは、なかなか簡単に
取ることが出来ません。

そこで出来るだけ、コケ取りの手間を省くために、
コケを食べてくれる魚やエビ、貝などを熱帯魚と一緒に
飼育してコケ対策をします。

コケを食べてくれる魚としてオトシンクルス、オトシンクルスネグロが有名です。
オトシンクルスネグロの方がコケ取り能力は高いです。

エビでは、ヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビになり、
貝では、イシマキガイなどが代表格となります。

では、これらのコケを食べてくれる魚、エビ、貝のうち、
どれかを適当に水槽に入れておけばいいのでしょうか?

答えとして、その考えは正しくありません。

飼育している熱帯魚によって入れる種類を考えないといけませんし、
発生しているコケの状況によっても変えないといけません。

詳細については別途、説明しますがここで一つ覚えておいて欲しいのが
これらのコケを食べてくれる、魚、エビ、貝はあくまでも
コケ対策の補助です。

これらのコケを食べてくれる、魚、エビ、貝を入れたからといって
水質管理や照明管理を怠るとコケは減るどころか増えてしまいます。

熱帯魚水槽のコケ対策として水質管理が最も重要で続いて照明管理、
そして補助としてこれらのコケを食べてくれる、魚、エビ、貝を
熱帯魚と一緒に飼育します。

2008年1月27日日曜日

熱帯魚アロワナ 水槽の選び方

アロワナは、どの種類も大型になるために水槽選びにも
細心の気配りが必要です。

まず、横幅ですが最低でも120㎝は必要です。
シルバーアロワナの場合は150㎝は必要です。

高さは45㎝でいいでしょう。

奥行きは、60センチがベストですが
ブラックアロワナは45センチでも大丈夫でしょう。

ただし、買ってきたばかりの稚魚や幼魚クラスの
アロワナをいきなり、この大きさの水槽に
入れるのは止めて下さい。

これは、アロワナが売られている熱帯魚ショップで
大抵、60㎝か90㎝ぐらいの大きさの水槽で
飼育されていますのでいきなり大きな水槽に放つと
自分の居場所が定まらず、落ち着きがなくなり、
ジャンプを繰り返したり、餌を食べなくなったりするからです。

ですからある程度の大きさにアロワナが育つまでは、
60㎝、90㎝の水槽で飼育するようにして下さい。

場所の関係などでこの大きさの水槽を別に用意できない場合は、
あまりお勧めできませんが
大型水槽に仕切り版を付けてスペースを小さくして飼育するのも
一つの方法です。


水槽の材質ですが大型になりますので軽くて割れにくく、
また、濾過の方法としてオーバーフローを選んだ場合、
オーバーフローの加工もしやすいのでアクリルがいいでしょう。

アクリルの欠点は、細かいキズがつきやすく、曇りやすくなりますので
その点は、注意が必要です。

また、アクリルにも材質の違いがあり、キャスト板と押し出し板が
あります。

キャスト板の方がよいのでキャスト板、そして国産のキャスト板が
使われているものがベストです。

アクリル水槽の場合、水槽の厚さも問題になります。
水深によって違ってきますが45㎝の高さの水槽であれば、
10㎜以上の厚さが必要です。

150センチクラスの水槽になると水を入れると水槽全体の重量が
1トン近くになります。

水槽を置く場所の強度には十分気をつけて下さい。

水槽の底には、アロワナの目垂れ予防にもなりますので
黒いアクリル板を使用するなどした方がいいでしょう。

アロワナによっては、後ろと横も黒いアクリルを使用するか
黒のバックスクリーンを利用した方がアロワナの発色がよくなります。
ただし、アロワナによっては逆に目垂れを起こしたり、
平行感覚をなくす場合もありますので一概にお勧めできる方法ではありません。

水槽のフタですがアロワナを飼う場合は、必ず必要です。
アロワナは少しの隙間があればジャンプして飛び出してしまうことが
ありますので隙間のないフタで軽いフタならジャンプで飛ばしてしまいますので
鉄アレイや水を入れたペットボトルなどでおもしをするか
ボルトやスライドロック式のフタを必ず、利用して下さい。

アロワナの死亡原因の多くは、飛び出しによるものです。

以上がアロワナを飼育する水槽の選び方ですが
これだけの条件を満たすと水槽だけで10万以上は確実にかかります。

2007年11月6日火曜日

熱帯魚・ベタの飼育方法

ベタには様々な特徴があります。一番大きな特徴として、高水温で、水中内の酸素が少しの環境であっても空中から直接、酸素を取り入れることで空気呼吸ができる補助呼吸器官をもっていることです。その補助呼吸器官の構造が迷路によく似ていることから"ラビリンス器官"とも呼ばれています。この器官があるために、ベタは、水がなくて、沼地のような環境ででも生息できます。、ですから熱帯魚ショップなどでベタをよく見かけるコップのような狭い環境でも酸欠を起こさずに飼育できる変わった熱帯魚です。また、産卵生態も特徴のひとつです。大変珍しい産卵方法を持つ熱帯魚です。しかもその産卵方法は、水槽内で簡単に観察することができます。さらには、オスの闘争心が強いのも特徴であるといえます。日本では、闘牛や闘鶏、闘犬のように動物のオス同士を闘わせますが、タイなどではなんと『闘魚』が盛んで、ベタのオス同士で戦わせます。ベタのオスは他のベタのオスを見つけると、エラぶたやヒレをいっぱいに広げて、自分を誇示し、威嚇するフレアリングをするのです。ベタが一番美しいのは、この時であるといえます。
■ベタ水槽の大きさとろ過について小型のベタを飼育するだけならば30センチ水槽で十分ですが、大抵のベタは60センチ水槽で飼育すれば、繁殖も楽しむことができます。ベタは、流れのあまりない止水域を生息域としているので、水流の強い、パワーフィルターや上部フィルターよりも、底面やスポンジフィルターを使用し、モーターをゆるめに設定してあげたものを使用するのが良いでしょう。 水槽内に水草を数多く植えたなら、フィルターなどはなくても大丈夫なくらいです。あまりお勧めできませんがまた、夏場などヒーターが必要ない暑い時期なら、コップなどの狭い容器に水を入れただけのものでも飼うこともできる熱帯魚なんです。しかし、ベタをコップで飼う場合は、ベタがジャンプしてコップから飛び出さないようにフタを必ずしておきましょう。。
■ベタが好む水質と水温とは。ベタは、弱酸性から中性の水を好みますが、あまりこだわらなくてもベタのほとんどの種類は、水道水を中和薬でカルキを中和させただけの水を使用しても問題ありません。 水温も、幅広く23~28℃の間で維持できれば大丈夫です。
■ベタを飼育する水槽のレイアウト水草を植えて流木やまたは岩などを、水槽の中で適当に組み合わせて配置するようにしましょう。水槽の中にベタの隠れ場所や繁殖する場所を確保するために、水草のウォータースプライトなどを水面に浮かべるとベタにとっていい環境でしょう。

2007年11月4日日曜日

熱帯魚・プレコの飼い方考察

熱帯魚・プレコは、ナマズの仲間で南米を主な生息地とします。昔から"プレコ"の愛称で多くの愛好家に親しまれている熱帯魚です。主な生息地である、アマゾン川の上流の清流域から下流の泥中まで生息域は幅広く、その種類も200種以上はいるといわれるくらい数多く生息しています。プレコのウロコは体全体を堅く覆っていてまるで鎧のようで、その姿は、かなり頑強にみえる熱帯魚です。 プレコは、ひとつの場所で落ち着くと、その場所にとどまり、行動範囲は狭くなり、昼間はほとんど動かず、夜になってようやくゆっくり餌を探し始めます。流木や岩についたコケをヤスリのような吸盤状の口で削り取るという一風変わった習性を持つプレコの仲間もいます。そのことが水槽内のコケ取りとして注目され、大変役立つことから、人気がある熱帯魚なのです。 また最近では、美しい種類の水玉・ゼブラ模様など色々な模様のプレコが輸入されるようになってからは、水槽内のコケ取りという脇役でしかなかったプレコたちが注目を集めるようになり、プレコをコレクションにする愛好家も増えています。
プレコ単独で飼育する場合も、他の熱帯魚と一緒に混泳させる場合であっても、流木をいくつか水槽の中においてあげましょう。特にプレコを何匹か一緒に飼育する場合には、流木以外にも植木鉢や岩などを使って、各々の隠れる場所を必ず用意してください。 また、プレコは植物性の餌を好むので、水草はプレコに間違いなく食べられてしまいます。どうしても水草を水槽の中に植えたいなら、プレコに食べられることがないようにプレコに十分な餌を与えるようにしましょう。 しかし、あまりお勧めできません水槽の底に敷く底砂は大磯砂で問題ないですが、底面フィルター以外を使用するなら、川砂や大きめの石だけを底砂に使うのもいいでしょう。。プレコの特性として、なんでも張り付く習性があり、よくむきだしになったヒーターにも張り付いてしまうことがあります。事故を防ぐ意味でも必ず、ヒーターには専用のカバーをつけて、プレコが火傷することがないように注意してあげてください。
■プレコと他の熱帯魚との混泳プレコを他の熱帯魚と一緒にする混泳させるときの注意として、セベラムやディスカス、エンゼルフィッシュなど表面積の多い熱帯魚や肺魚または、ポリプやガーなどの動作の鈍い熱帯魚は、体表をプレコになめられてしまい、弱ってしまうので注意しましょう。 しかし、小型プレコであれば南米産の小型シクリッドやテトラ類などと一緒に飼育することは問題ありません。

2007年10月27日土曜日

熱帯魚・エンゼルフィッシュの成育方法

■熱帯魚・エンゼルフィッシュを飼育する水槽の大きさ熱帯魚・エンゼルフィッシュを飼育する水槽は、最低でも60センチぐらいの幅のものを用意しましょう。というのは、熱帯魚・エンゼルフィッシュが成魚になった時のことを考えておかないといけないからです。 また、熱帯魚ショップでは、約2~3センチ位の大きさの幼魚が安く売られています。その幼魚なら小さい水槽でも飼育することはできますが、何匹かを一緒に飼う場合や他の種類の熱帯魚と一緒に飼育する場合は、60センチ水槽が必須でしょう。 しかし、成魚にまで成長したら、ヒレが長く伸びて、60センチある水槽でもかなり窮屈そうに見えてしまうほど大きくなることを頭に入れておきましょう。熱帯魚・エンゼルフィッシュだけに限らず他の熱帯魚を飼育するときも水槽の大きさにある程度余裕を持たせることによって管理もしやすくなりますし、魚の成長も阻害されず、順調に育っていきます。
■ろ過について水槽の水のろ過は、外部式のパワーフィルター、上部フィルター、底面フィルターなど自分の好みや予算に合わせてどれを使っても大きな問題はないです。その中でも万人にお勧めなのが、部分的な水換えや水槽の掃除など、日常の水槽の管理がしやすい、人気の上部フィルターがオススメです。価格も安いです。ろ材に使用するのは、「大磯砂」と呼ばれる砂でいいでしょう。できれば水のpH(ペーハー、水中に含まれる水素イオン濃度のこと。pH7が中性で、それよりも高ければアルカリ性、低ければ酸性という水の性質を示す一つの基準です。熱帯魚を飼育するには、これを目安にして水質を調整します。)が上がらないようなろ材を使用するようにしましょう。
■熱帯魚・エンゼルフィッシュが好む水質と水温熱帯魚ショップで売られいるほとんどのエンゼルフィッシュが東南アジアなどで養殖されたものです。熱帯魚・エンゼルフィッシュは、水質の変化にも柔軟に適応しますので、ご家庭の水道水のカルキを中和させただけの水で飼育が可能です。 しかし、もともと自然の熱帯魚・エンゼルフィッシュが多く生息している河川は弱酸性から中性の水質ですから、自然に近くなるように弱酸性から中性の水質の環境を作ってあげるだけで熱帯魚も元気に育ちます。水質は、ろ材だけで考えず、底砂でも大磯砂などpHをあまり上げないものを使用するのが良い水環境を作りだします。水温はだいたい25-28℃の間を保つようにしましょう。

熱帯魚・エンゼルフィッシュの購入のポイント

熱帯魚・エンゼルフィッシュ購入時のポイントとして最初に水槽のセッティングを終了してから、いよいよ熱帯魚・エンゼルフィッシュを購入します。水作りが完成していないうちは、購入を延ばすことです。購入時の注意点としては、熱帯魚全般に言えることですがよく水槽を観察し、奇形じゃないかどうかや、病気にかかっていたりしていないかを確かめることが重要です。
●熱帯魚・エンゼルフィッシュの体やヒレにポツポツとした、白い点 (白点病という難しい治りにくい病気にかかっている場合が多い)がないかどうか? ●熱帯魚・エンゼルフィッシュがヒレをたたんではいないか? ●熱帯魚・エンゼルフィッシュのエラの動かし方がおかしくないか? ●購入する熱帯魚・エンゼルフィッシュと同じ水槽に病気にかかっているような熱帯魚や、 死んでいる熱帯魚はいないかどうか?
などをしっかりチェックするように心掛けましょう。また、大量に養殖されて輸入されている、熱帯魚・エンゼルフィッシュの中には、奇形魚も多く、見られることがあります。しばしば、ヒレが曲がっていたり、または体の一部が欠損していたりする熱帯魚がいることもあるので注意が必要です。 とはいっても、熱帯魚・エンゼルフィッシュをはじめて購入する場合はわからないことが色々ありますので、熱帯魚ショップの人に熱帯魚・エンゼルフィッシュを初めて飼育することを正直に伝え、熱帯魚ショップの人に状態がいい熱帯魚・エンゼルフィッシュを選んでもらうのが一番良い方法です。
■熱帯魚・エンゼルフィッシュと混泳できる他の熱帯魚熱帯魚・エンゼルフィッシュは小さい時はおとなしく、ほとんどの熱帯魚と一緒の水槽で飼育することができます。もちろん、熱帯魚・エンゼルフィッシュより体の大きい熱帯魚や気性の激しい熱帯魚とは一緒飼育することは止めて下さい。 熱帯魚・エンゼルフィッシュと混泳させるのであれば、カラシン(テトラ類)や小型のコイの仲間や水槽の底を泳ぐおとなしいコリドラス(中には、気性の激しいものもいますので)などの小型ナマズと一緒に飼育するがいいと思います。 ただし、熱帯魚・エンゼルフィッシュは成長するとだんだん、気性が激しくなる傾向がありますので、60センチ程度の水槽にたくさんの熱帯魚を入れたりすると、熱帯魚・エンゼルフィッシュの口に入るような小さな熱帯魚を食べてしまったり、他の熱帯魚を執拗に追いかけ回すこともあるので注意しないといけません。

熱帯魚・エンゼルフィッシュの繁殖方法

熱帯魚・エンゼルフィッシュを何匹かで同じ水槽で飼育すると、アマゾンソードなど水草の葉に知らない間に、白い卵らしきものが付いているのを見つけることがあると思います。。熱帯魚・エンゼルフィッシュの産卵はそれくらい簡単に行われているのですが、そのままにしておくと他の熱帯魚にその卵を食べらたり、熱帯魚・エンゼルフィッシュの卵が水カビに冒されたりしてしまい、順調にフ化する確率が大変、低くなります。もちろん、そのまま自然の形でそういった風にまかせてしまうのもいいのですが、どうせなら生まれた卵から赤ちゃんエンゼルにかえしてあげて繁殖をさせたらもっと熱帯魚の飼育が楽しくなります。熱帯魚の中でも繁殖が比較的、簡単な熱帯魚・エンゼルフィッシュは、魅力ですし、親子連れで泳ぐエンゼルフィッシュの姿は、観察していて、感動を覚えるでしょう。熱帯魚・エンゼルフィッシュはオスとメスを区別するのがとても難しい熱帯魚なので、幼魚を5~10匹を同じ水槽で飼育すれば、成長してくれば、自然とその中からペアがうまれていきます。熱帯魚・エンゼルフィッシュはペアができると自分のパートナー以外の熱帯魚を執拗に追い回すようになりますので、水槽を観察をしているとすぐに分かると思います。。ペアと思われるエンゼルフィッシュを発見しましたら、そのエンゼルフィッシュのペアを新たに用意した水槽へ移動させます。新たに用意した繁殖用の水槽にはエンゼルフィッシュの産卵場所を確保するために、葉の長い水草(アマゾンソードなど)を植えるか、塩ビパイプなど細長いものを斜めに立て掛けて繁殖用の水槽の産卵場所に設置しておきます。
【熱帯魚・エンゼルフィッシュの産卵】熱帯魚・エンゼルフィッシュのペアに餌をたっぷり与えて飼育してしばらくすると、お気に入りの場所を産卵場所にした、熱帯魚・エンゼルフィッシュのペアがその場所を口でつつき掃除をはじめると、その約1日か2日後に産卵が行われています。そして順番にオスとメスが産卵床(産卵場所としてきれいに掃除した所)をなぞるようにお腹をこすりつけて産卵と受精を繰り返します。熱帯魚・エンゼルフィッシュの産卵は、約3百~5百個の小さな卵を1回で産みつけます。産卵が終わった後も、熱帯魚・エンゼルフィッシュのペアは産んだ卵の中で死んでしまったのを口で取り除いたり、胸ビレで卵をあおぐことによって新鮮な水を送ったりと、かいがいしく世話をする姿は、感動的です。その人間味あふれる行動に、ついつい観察を長時間行いがちですが、この時期は熱帯魚・エンゼルフィッシュの親が大変、神経質になっているので、可能な限り、そっとしてあげてください。

熱帯魚にとっての濾過バクテリアとは。

濾過バクテリア(=生物濾過)を重要視するのが、水質を安定させるために最近の主流となっています。濾過バクテリアとは、熱帯魚の排泄物や食べ残された餌を分解し、熱帯魚にとって有害である物質(アンモニア、亜硝酸など)を、害の少ない物質(硝酸塩など)に変化させてくれる、目には見えない生物です。(無害にしてくれるというわけではありません)ということは、「水質が安定をしている水槽」というのは、"濾過バクテリアによる生物濾過が正しく行われている水槽"、と言いかえることができます。濾過バクテリアは、底砂や濾材に潜んでいたり、水の中に漂っていたりしています。その濾過バクテリアによって分解された物質は、熱帯魚にとっては害が少ないことが知られています。またそれらは、水草にとっては吸収しやすいものであるため、養分となり、水草の成長を助けます。つまり、水槽の中の濾過バクテリアが元気であることで、水質悪化になるスピードを緩やかにし、水質悪化を抑えてくれます。また、水草は硝酸塩や亜硝酸を栄養として吸収するので、適宜の水草を植えておくことで水質悪化にするスピードはさらに緩やかになっていきます。そうして、濾過バクテリアが水槽内に定着するにつれ水槽の水質が安定し、水槽の中の熱帯魚が病気になりにくい等、熱帯魚にとっても大変住み良い環境になり、安定した飼育が出来ます。
新規に立ち上げた水槽では約3週間ほどで水質が安定しはじめ、しっかりと安定するまでには1年もの間かかると言われています。1~3ヶ月の間は一気に水質悪化することがよくあるので特に気をつける必要があり、注意が必要です。初めて熱帯魚を飼育するときは、そんなことを知らないので、知らずに(弱い個体を何匹かを死なせてしまうことはありますが)その期間を通り過ぎていたりするのですが、その時期を安全に過ごすためにも、「熱帯魚を買ったショップなどから たね水をもらってくる」・「少量ずつ頻繁に水換え」・「パイロットフィッシュ(アカヒレなど)を導入する」などの方法を行い、極力、熱帯魚を死なすことを減らすようにした方がいいでしょう。