2009年5月9日土曜日

熱帯魚飼育におけるヒーターとサーモスタットの選び方

熱帯魚とヒーター、サーモスタットは切っても切れないもので
特別寒い地域や暖かい地域を除くと
平均すると10月~5月末までの8ヶ月程度は
使用することになります。

熱帯魚は温度変化に弱いので
ヒーターとサーモスタットは不可欠です。

私が熱帯魚飼育を始めた頃はヒーターは石英管で
白一色、太く長いものばかりでした。
サーモスタットも太いガラス管に
バイメタル方式と言われる金属が二枚入っていて
温度差で接点がつながり、温度調節するものでした。

ヒーターの方は2年くらいは大丈夫でしたが
サーモスタットの方は1年くらいで温度調節が
うまくいかなる事がよくありました。

また、どうしても細かい温度調節ができませんでした。

しかし時代が進み、現代では技術の進歩もあり、
ヒーターとサーモスタットを一体化した小型のものや
ICで温度調節するサーモスタットなど高性能な
ヒーターやサーモスタットが数多く販売されています。

ただ、種類が多くなると逆にどれを選べばいいか
迷ってしまうこともあります。

そのために簡単な選び方を書いておきます。
ただし、この選び方は一般的な熱帯魚を基準にしていますので
飼育される熱帯魚によってはショップなどに相談する方が
いいでしょう。

標準的な60cm水槽の場合、
150W~200Wのヒーター、単体型の電子サーモを
選ぶと無難です。

ヒーターとサーモスタット一体型でも
特別大きな問題があるわけではありませんが
ヒーターは消耗品のため、ヒーターが壊れた場合、
一体型だとサーモスタットが壊れていなくても
両方買い替えないといけなくなります。

めったにないですがサーモスタットが壊れる
逆のパターンでも同じなので初期投資は
ヒーターとサーモスタット、別々の方が
かかりますが長い目で見ればお得です。

ヒーターは、ほとんどついていると思いますが
空焚き防止機能付き、トラッキング防止プラグ付きが
いいですね。
コンパクトタイプと標準サイズありますが
どちらでも好みで選んでください。

サーモスタットは、電子式タイプで
ヒーターをつなぐコンセントが二口あればベストです。
一口でも問題ないです。

温度固定型のヒーターも売られていますが
病気などの時、温度を上げたい場合あげることができないので
あまりお勧めできません。

あと、例えばヒーター200Wを使う場合、
200Wヒーター1本よりも100Wのヒーター、
2本使う方がヒーターが1本壊れても大丈夫だから
2本の方がいいという声もありますが
60cm程度の水槽ならヒーター1本壊れても
大きな温度変化がないために、1本壊れても
すぐにわからず、結局2本壊れないとわからないので
無理して100Wのヒーター、2本使う必要はありません。
サーモスタットもコンセント2口ある方が高いですからね。

大型水槽の場合ならヒーター2本方式の方がいいでしょう。

私も昔はヒーターは壊れるまで何年も使っていたことが
あったのですがヒーターは消耗品ですので年々壊れる率が
上がっていきます。

メーカーなどは1年ごとに交換を勧めていますが
さすがに1年で壊れることはほとんどないので
1年ごとに買い替える必要はありませんが
2年目になるといつ壊れてもいいように
予備のヒーターは準備しておく方がいいです。

そして温度変化に少しでもおかしな兆候が現れれば
すぐに交換するようにしてください。


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